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日本からフィリピンを含む43カ国へ「アビガン」無償供与


全世界で新型コロナウイルスが猛威をふるっており、治療薬やワクチンの開発が急がれています。
 
「アビガン」は、今新型コロナウイルスの治療薬として効果が期待されているものの一つ。
 
日本の茂木外相によれば、アビガンはフィリピンを含む43カ国に供与される見通しだそうです。
 
 

■アビガンとは・・

アビガンは、富士フィルム富山化学株式会社が開発した薬です。
 
公式ウェブサイトによれば、添付文書には、「他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、本剤を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である」と記載されています。
 
厚生労働省は、研究として2,000人あまりに投与されたことを明らかにしています。
 
実は日本政府は2月の段階からアビガンに目をつけていたそうで、他の研究に使う予定だった予算約45億円を再配分して、アビガンの研究や施設の整備に投じたそう。
 
新型コロナウイルスの治療薬としてはまだ承認されてはいませんが、効果は期待されているようです。
 
ただ、妊娠中に投与すると胎児に奇形を起こす副作用がある、と言われており、十分な安全管理対策が必要だとしています。
 
妊婦はもちろんのこと、子供を持つ可能性のある男女への投与も慎重な検討が必要とのこと。
 
また、初期の患者には有効でも、重症化したあとは効き目が十分ではないとされています。
 
 

■赤江珠緒アナウンサーも肺炎が改善

4月15日に新型コロナウイルスの感染が確認されたというフリーアナウンサーの赤江珠緒さんもアビガンを投与されたそうで、その結果、肺の状態が改善したのだそう。
 
なぜ不認可の薬が彼女に使用されたのか?医療関係者とのコネでもあったのか?と噂されていたようですが、現在アビガンが使用できるのは、アビガンの研究を行なっている機関に研究対象グループとして申請した病院だけだと医療関係者は語っているそうです。
 
なので、赤江アナウンサーに投与されたのは、たまたま彼女が入院したのが研究対象グループとして申請した病院だった、というだけみたいです。
 
 

■まずは海外からの臨床データ収集へ

そのアビガンが、希望する世界43カ国へ日本から無償で供与されることになっています。
 
供与を希望している国は全部で80カ国ほどあるそうで、どこもアビガンに対する関心はものすごく高いと言います。
 
日本政府は、GW後から国際機関を通じて、まずはフィリピンやマレーシア、オランダ、トルコ、サウジアラビアなどへ発送を始めると明らかにしました。
 
供与されるのは1カ国につき原則20人分〜最大100人分で、得られた臨床データは日本に提供してもらう予定とのこと。
 
茂木大臣は、「感染症の沈静化に受けて治療薬の開発は極めて重要」「初期患者に対してい効果が期待されるアビガンなどの治療薬における官民や国際的な協力をしっかり進めたい」と語っています。
 
また、安倍首相も「全く先が見えない大きな不安の中でも、希望は確実に生まれています」と述べ、希望する患者へ使用をできる限り拡大していく考えを示しました。
 
なお、日本における新型コロナウイルスの感染者は5月1日時点で14,120人、死亡者432人、回復した人は3,964人となっています。
 
世界への供与やデータ集めはもちろん重要ですが、日本国内で苦しんでいる患者へ少しでも早く使用できるようになると良いですね。