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終わらない麻薬戦争と少年の被害者


麻薬撲滅を掲げて相次ぐ警察による殺害を容認してきたドゥテルテ大統領。
最近では、子供も被害者となっているため、彼への不信感は高まっているようです。
これまでに、14歳、19歳、17歳などの少年達が警察によって殺害されたと見られており、中には無抵抗だった少年も含まれていたとのこと。
8月に殺害された17歳の少年の葬儀は、3千人規模の抗議デモへ発展しました。
このキアンさんという少年は、警察によれば麻薬の運び屋だったとのことですが、その証拠はどこからも出ておらず、友人たちはみんな優しい子だったと証言しています。
キアンさんが殺される前日、ドゥテルテ政権は「one time big time」(一度にたくさんやっつけろ)という名称の作戦を打ち出し、32人を殺害しました。
これがエスカレートしたのか、警察は連日10人単位での殺害を繰り返し、数日で100人近い「容疑者」を殺しました。
キアンさんはこれに巻き込まれた一人でした。
麻薬に関わっている疑いがある者は、容赦なく殺していい。
この方針は、いよいよ見直しを余儀なくされているようです。
昨年6月にドゥテルテ氏がフィリピンの第16代大統領に就任して以来、千人単位が死者が出ています。
大統領報道官であるアベリヤ氏はこれらの殺害事件を受け、方策を変えるべきだとしていますが、ドゥテルテ大統領は「子どもの殺害は、我々の取り組みを妨害しようとする意図的な行為だ」と発言しています。
一連の事件を、何者かの陰謀だと主張し、国民の批判を避けたい様子です。
また、これだけの被害が出ていても、彼を支持する層は根強く、実際キアンさんの両親は、「悪いのは警察官。ドゥテルテ大統領のことは今も支持している。」とコメントしました。
いつになればこの麻薬戦争は集結するのでしょうか。
もともとは半年でケリをつけると言っていた大統領ですが、すでに1年以上問題は解決しないまま、殺害される人だけが増え続けています。
このまま政権交代の時期が来て、撲滅は成されないまま、再びフィリピンは麻薬常習犯が増えていってしまうのでしょうか。