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マニラでプラスチックごみが道路に生まれ変わる


フィリピンではかねてから、大量のプラスチックごみが処理できず積載していることが問題となっています。
 
レジ袋をはじめとするプラスチック製のごみは風に乗って海へ運ばれ、海洋生物の生態系を壊し、多くの自然や生き物の命を奪っているのです。
 
1日あたり4,800万枚のレジ袋と1億6,400万枚のプラスチック製包みを使用しているフィリピン。
 
夕日が美しいことで知られるマニラ湾も、下を見渡せばペットボトルなどのプラスチックごみが散乱しており、非常に残念な気持ちになります。
 
もちろん環境への影響も心配です。
 
ドゥテルテ大統領はこのプラスチックごみによる環境汚染問題に以前から取り組んでおり、対策を講じています。
 
 

■プラスチックごみで道路を造成

現在行われている対策の1つに、プラスチックの廃棄物を利用した道路の造成があります。
 
マニラでは、ただ積載されていたプラスチック製の袋やパッケージを使って、道路や橋を作っているのです。
 
このプロジェクトを行なっているのはビールで有名な「サンミゲル社」だそうで、プラスチック製のごみをアスファルトに混ぜて、道路舗装の強化に使用しているとのこと。
 
その他、セメントを製造する際に窯を加熱するのにも、プラスチックごみが使われているそうです。
 
 

■レジ袋、プラスチック製ストローの廃止

また、現在多くのスーパーやコンビニでレジ袋は廃止されています。
 
代わりに使われているのは茶色い紙袋です。
 
取っ手がなく使いにくいため、人々は自ずとマイバッグを使うようになっているようです。
 
プラスチック製ストローも、ファストフードだろうとレストランだろうとほぼ出てきません。
 
使われているのは紙のストローです。
 
 

■法整備も進んでいる最中

ただ、これらの取り組みだけでは十分ではありません。
 
根本からごみ問題を解決するためには、そもそもプラスチックを出さないようにすることが重要です。
 
フィリピンでは現在、使い捨てプラスチック使用禁止の法整備を進めているところです。
 
近い将来、プラスチックを提供すると消費者からお金を徴収しなければならない仕組みとなるほか、違反すれば罰金や事業認可取り下げといったペナルティが課されるようになります。
 
また、使い捨てプラスチックの輸入も禁止となる見込みです。
 
 

■一人一人の小さな行動から!

手付かずの自然も多く残るフィリピン。
 
これ以上汚染が進まないよう、私たち外国人も積極的にプラスチックごみを減らすよう協力していきたいですね。
 
まずはマイバッグを持ち歩く、過剰包装をやめるなど小さなことから始めてみるのが良さそうです。