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ミンダナオ島の戒厳令は年末で解除?


フィリピン南部のミンダナオ島では、2017年にイスラム過激派組織と国軍による紛争が行われ、戦地となったマラウィには現在も戒厳令が出ています。
 
その甲斐あってか治安は徐々に安定してきており、戒厳令解除もしくは一部解除の可能性が出てきました。
 
 

■これまでの経緯

ミンダナオ島の一部に戒厳令が発令されたのは、2017年5月のことです。
 
イスラム系過激派グループ「マラテ」が、ミンダナオ島のマラウィ市を武装占拠したことがきっかけでした。
 
フィリピン国軍が反政府イラスム武装組織「アブ・サヤフ」幹部が潜伏する場所を急襲する作戦が実行され、マラウィ市は戦火に包まれたのです。
 
この「マラウィの戦い」は激しい銃撃戦に発展し、過激派メンバーと民間人を合わせて100人以上の犠牲者が出たものの、同年10月にはテロ組織の討伐に成功。
 
しかし、討伐作戦の終了が宣言されてからも、まだ残党が活動を続けているとして、戒厳令は解除されずに今に至っています。
 
本来はここまで長期間には及ばないものですが、地元マラウィ市からの要望もあり、ドゥテルテ大統領は数回に渡って延長を繰り返してきました。
 
 

■戒厳令がもたらす影響

戒厳令には、賛否両論があります。
 
なぜならこの法令下では、実質的には令状なしで容疑者を検挙したり捜索したりできる「超法規的措置」が許されているからです。
 
悪人はもちろん、悪人と疑わしき人物も、簡単に捕まったり殺されたりする、ということになります。
 
フィリピンでは過去に、故マルコス大統領が戒厳令をフィリピン全土に布告し、反政府運動の弾圧に利用したことがありました。
 
それがエスカレートした結果、フィリピンは「暗黒時代」とも呼ばれるマルコスの独裁政権へと発展してしまったのです。
 
このことは、若い世代のフィリピン人はよく知らないものの、フィリピンの歴史においては、決して繰り返してはならないものとされています。
 
人民を守るために存在したはずの戒厳令が、人民を恐怖でコントロールする道具になってしまったのです。
 
ドゥテルテ大統領は現在、麻薬戦争において超法規的殺人を行っているとして、人権団体などから批判を浴びています。
 
そんな強硬な政策スタイルの彼が戒厳令を延長し続けることにより、マルコス政権時代のような悪夢を繰り返しはしないかと、心配する国民もいるのです。
 
 

■ドゥテルテ大統領はどう出る?

ミンダナオ島の最大の都市ダバオの市長でありドゥテルテ大統領の娘でもあるサラ・ドゥテルテ氏などは、「すでに戒厳令の効果は出ており、治安も安定してきている。解除して国内外からの投資を呼び込みたい」と語っています。
 
また、国防相のデルフィン・ロレンザーナ氏も「テロ組織は、もう武装占拠するような実行力を持っていない。大統領に戒厳令解除を進言したい」と話しているほか、国家警察や軍も同じ考えを示しているそうです。
 
こういったマジョリティからの要請を受け、ドゥテルテ大統領は概ね解除の方向で考えているのではないかと見られています。
 
ミンダナオ島では現在2022年にイスラム自治政府設立も予定されており、過激派の反発はありながらも、フィリピン政府との和平交渉が少しずつ進んでいます。
 
マラウィ市が平和になり街が再生すれば、ダバオなどと同様に経済の発展に貢献できるのではないでしょうか。
 
 

        
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