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南シナ海問題を巡り米中制作のアニメ公開中止か?


長年議論を醸している南シナ海問題。

今回、アメリカと中国が製作したアニメ「アボミナブル」の中に、南シナ海問題の領有権に関するシーンが含まれており、そこをカットすべきだとフィリピンのロクシン外相が呼びかけています。

 

■「アボミナブル」の九段線問題

映画「アボミナブル」はアメリカのドリームワークス・アニメーションと中国のパール・スタジオが共同で制作したものです。

今年の5月にオフィシャルトレイラーが公開され、9月にトロント国際映画祭でプレミア上映されています。

舞台は上海で、主人公のイーがある晩自宅のアパートの屋根にイエティの子供がいるのを発見。

仲間と共にイエティをヒマラヤのエベレストへ帰す冒険物語となっています。

問題となっているのは、劇中に登場する、主人公イーが眺める地図。

この地図には南シナ海の領有権問題となっている”九段線”が描かれていました。

九段線とは、1953年から中国がその権益を主張するために地図上に引いているU字型の破線のこと。

この映画の中だけでなく、中国国内で販売される全ての地図に描かれているということです。

しかし、2016年に国際裁判で、当該範囲の領有権については法的根拠がないと判決が出ています。

 

■ベトナムでは上映中止

南シナ海問題で中国と議論しているのはフィリピンだけではありません。

九段線に関して異議を唱えている国は少なくとも4か国ほどあります。

ベトナムもまた、対立している国の1つです。

アボミナブルは10月4日にベトナムでも公開されましたが、直後に観客から苦情が寄せられました。

ベトナムが南シナ海の自国の大陸棚とみなす領域も含まれていたためです。

そのためベトナムでも10月13日にこの映画のすべての上映と広告を中止しています。

 

■フィリピンでも公開中止?

南シナ海の領有権を巡る問題に関しては、フィリピンでは今特に過敏になっています。

ロクシン外相は当該シーンをカットするべきであると同時に、ドリームワークスの作品をボイコットすべきだとも話しています。

また、ドゥテルテ大統領の報道官は、規制当局が中止するかどうかを判断すべきだとしており多くは語っていません。

映画規制当局は現在のところコメントを控えている状況です。

ただ、まだはっきりとシーンカットや公開中止には至っていないものの、すでにほとんどの映画館で上映をやめている模様です。

 

■中国は巧妙に自国の主張を浸透させている?

中国は過去にも似たような事例で物議を醸しています。

アメリカのスポーツ専門テレビ局ESPNがプロバスケットボールNBAと中国政府との対立について報じた際も、九段線が描き込まれた地図を示して国内外から批判を浴びました。

さらに、その地図では台湾が中国の一部として描かれており、それも問題視されました。

アメリカは、中国がじわじわと自国の主張を浸透させようと試みているとして、警戒しているようです。

 

■微妙な関係が続くフィリピンと中国

現在のところフィリピンと中国は非常に微妙な関係となっています。

南シナ海の領有権については明確に言及することは避け、お互いに損をしないよう図っているようにも見えます。

フィリピンではインフラ整備などにおいてどうしても中国の協力が必要なため、あからさまに敵対するわけにもいかないのでしょう。

しかし、今回のように国民に誤解を与えかねない表現については、フィリピンも黙ってはいなかったようです。

なお、日本では「アボミナブル」は公開未定となっています。


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