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国民の8割はドゥテルテ大統領のコロナ対策を支持


フィリピンにおける新型コロナウイルスの感染者は、4月26日時点で7,579人、死者は501人となりました。
 
3月から続いている都市封鎖(ロックダウン)からはすでに1ヶ月以上が過ぎましたが、感染拡大の勢いが止まらないため、フィリピン政府は5月15日まで期間を延長すると発表しています。
 
ドゥテルテ大統領は、「外出禁止を破って警察に反抗すれば射殺する」「マスクを着用せずに外出すれば逮捕する」などの過激な発言とともに厳しい制限を敷き、麻薬戦争時と同様世界からさまざまな批評を受けていますが、肝心のフィリピン国民はどう思っているのでしょうか?
 
 

■国民の8割が政府の対策に満足

フィリピンの調査会社がオンライン上で実施したアンケートによれば、なんと国民の約80%が政府のコロナウイルス対応に満足しているとのこと。
 
さらに、「ウイルスの蔓延を防ぐためなら多少の人権が犠牲になっても構わない」と回答した人の割合も86%となっており、逆に不満を抱いているのは18%という結果でした。
 
調査は4月6日〜8日の期間、18歳以上の867人を対象に行われたものだそうです。
 
 

■野党、共産党グループからの妨害

国民からの支持はどうあれ、必ず批判したがるグループというのはいるものですが、今回のコロナ騒動でも野党や共産主義グループはドゥテルテ大統領に対して良く思っていないようです。
 
大統領報道官によれば、新型コロナウイルス感染拡大防止のために実施している取り組みを、妨害しようとしているグループもいるのだそう。
 
具体的には、低所得世帯に行う現金援助のための名簿確認作業が、フィリピン共産党の関係組織によって妨害されているとのこと。
 
さらに、左派グループが貧困家庭への緊急補助金配布の取り組みを妨害していることも、明らかになっています。
 
 

■批判は物ともせず

しかし、当然ながらこのような妨害に屈するようなドゥテルテ大統領ではありません。
 
「政権批判をするだけで、何もしていない批評家がいるが、私は感染拡大を防止するために『強化されたコミュニティ隔離措置』(ロックダウン)を行っている。これに批判する人に、私は耳を傾けない。野党には政治腐敗に関わっている人もいて、彼らの話も聞くつもりはない。彼らは批判しかしない。彼らへの質問は1つだけだ。一体国のために何をしたのか?それだけだ。」
 
相変わらず彼らしい、正義感のある姿勢です。
 
こう言われてしまったら、誰も言い返せないでしょう。
 
生活が苦しくなっている国民にとっても、最も重要なのは「政府が何をしてくれるか?明日食べていくにはどうすれば良いか?」であって、他の政治家がどう思っているかなど、どうでも良いはずです。
 
また、大統領報道官も、今は政治的な見解の違いを主張するべき時ではなく、感染拡大防止の取り組みを妨害しないでほしいと求めました。
 
 

■自身の身を削る姿勢も

ドゥテルテ大統領は4月5日、自身の給与1ヶ月分をすべて新型コロナウイルス対策に寄付すると発表しました。
 
また、閣僚らも4月〜12月の月給の75%を寄付することを決めています。
 
下院の議員200人も、5,000万ペソの新型コロナ対策費用を集めるために、5月分の給与を全額寄付することに合意しました。
 
さらに、秘書官補、大統領法律顧問室と大統領報道官の補佐官らも、4月の給与の10%を寄付し、医療従事者など最前線で戦う人たちへ経済的支援をするとしています。
 
このように、いざという時に惜しげなく自分の身を切る政治家は、やはり国民から支持されるでしょう。
 
自分の肥やしを増やすことだけを考えるのではなく、困っている人を助けるという基本的な思いやりある姿勢が、ドゥテルテ大統領の人気の最大の理由ではないかと思います。
 
 

■国民からの厚い信頼

「違反するなら射殺OK」などさまざまな過激な発言が飛び出し、世界からは頻繁に批判されているドゥテルテ大統領ですが、彼の心の根っこにあるの思いやりは愛は、ちゃんと国民に伝わっているようです。
 
もともと維持していた8割という高い支持率は、コロナウイルス騒動が起こってからも落ちることはありません。
 
むしろ、次々と繰り出す対策に、国民はさらに厚い信頼を寄せているようです。
 
状況の改善まではまだ時間はかかりそうですが、国民の団結力や政権の統制力については、新興国の中でも非常にレベルが高いのではないでしょうか。