ロックダウン中のフィリピン「おうち時間」をどう過ごしてる?
フィリピンでは新型コロナウイルス感染拡大防止対策でロックダウンが始まってから1ヶ月以上が経ちました。
住民は必要最低限の買い出し以外、外出できません。
取り締まりは厳しく、不要不急で外に出れば射殺もあり得ると言われているくらいです。
ショッピングモールもカジノもクラブもレストランもみんな休業中で、家にこもるしかないフィリピン人ですが、みんな何をして過ごしているのでしょうか?
■スマホでネットサーフィン&SNS
フィリピン人のスマホ保有率は高く、さらにネットに費やす時間は日本人よりも長いと言われています。
家から出られない今、やはりスマホでのネットサーフィンは一番簡単にできる暇つぶしのようです。
また、SNSが大好きな彼らは、自撮り写真をFacebookに載せたり、近況をアップしたりして楽しんでいます。
フィリピンではSNSのみ使う場合、スマホのデータ容量が無制限になる格安プランがあり、ほとんどのフィリピン人はその恩恵を受けているようです。
残念ながら今は”オシャレなレストランでの食事”や”ボーイフレンドとのビーチデート”などのリア充ぶりはアピールできませんが、自宅での料理や家族との時間を楽しみ、それをシェアしているようです。
また、フリーで出来るスマホゲームに興じている人もたくさんいる模様。
■Tik Tok
日本でも少しずつユーザーが増えているTik Tok(ティックトック)。
好きなBGMを付けて、自分で撮った15秒〜1分ほどの短い動画を簡単にシェアできるプラットフォームです。
撮影の際には「0.5倍速」や「2倍速」などスピードを調節できるほか、逆再生などの特殊効果を備えており、誰でも簡単にユニークな動画が作成できます。
しかも、肌を綺麗にしたり輪郭を細くしたりなど、自撮り勢には欠かせない修正・加工機能も完備。
ダンスや歌を披露するのが大好きなフィリピン人にとって、自分のオリジナル動画を作成・共有できて、しかも顏の加工まで出来ちゃうというのは、かなりツボなエンタメでしょうね。
日本でもフォロワー200万人を超える超人気Tik Tokerが存在するようです。
■韓国ドラマざんまい
Netflixなどで映画やドラマを観るのはステイホームの定番の過ごし方かと思いますが、フィリピン人は特に韓流ドラマが大好き。
フィリピンの動画視聴ランキングでは、なんと1位から5位までが全部韓国ドラマなんだとか。
泣いたり怒ったり感情表現が激しい韓国ドラマは、フィリピン人の気性と合い、オーバーラップしやすいようです。
ここぞとばかりに爆見して感情を放出し、リフレッシュしているようです。
■長引くロックダウンは5月15日まで?
長引くロックダウンでストレスも限界に達し始めているフィリピン人ですが、もとの明るい気質もあってか、それなりに楽しく過ごしているようです。
なお、ドゥテルテ大統領はルソン島全域とセブの「強化されたコミュニティ隔離措置」を5月15日まで延長すると発表しています。
一応はあと2週間ほどとなっていますが、新型コロナウイルスの感染者は依然として増え続けており、本当にこの期限でロックダウンが終わるのかはまだ分かりません。
おうち時間をどうクリエイティブに楽しく過ごすか?が、今後も重要になりそうですね。