フィリピンのファミマが移動販売とお弁当宅配サービス
フィリピンで見かけるコンビニといえばほとんどがセブンイレブンで、その次がなぜかミニストップ。
ローソンは少なめで、ファミリーマートもそれほど浸透していないイメージもありますが、マニラ首都圏にはいくつか店舗があります。
日本のコンビニほどのクオリティではないものの、セブンイレブンよりもちょっと高級なコンセプトらしく、売っているものの値段も少しお高めなのが特徴です。
そんなフィリピンのファミマが、ロックダウンにより不便な生活を強いられている市民へ向けて、日用品の移動販売とお弁当の宅配サービスを始めたそうです。
■日用品の移動販売
4月22日から始まったサービスです。
日用品を乗せた移動販売車両が、「フェニックス」のガソリンスタンド内に8:00〜17:00まで設置されます。
カップ麺、お菓子、パン、トイレットペーパー、ティッシュ、シャンプー、オムツなどを買うことが出来るようです。
スーパーが遠い人は、近くにこの移動販売車が来てくれたら助かりますね。
今のところマニラ首都圏が対象エリアとなっています。
設置される店舗と日程は、公式のFacebookページで確認できます。
■ファミマのお弁当宅配サービス
26日からは、ファミマで売られているお弁当やおにぎりを、自宅まで運んでくれるサービスも提供しています。
家から出ずにオンラインでオーダーすれば、バイクで宅配してくれるようです。
ミックス天ぷら、チキン照り焼き、ポークカツカレーなどの和食お弁当はもちろん、クリスピーパタ、アドボ、シシグといったフィリピン料理も用意されています。
また、お弁当だけでなく、クッキーやチョコレートなどのお菓子やコーラなどの飲み物も注文できます。
オンラインオーダーといっても、専用のページがあるわけではなく、Facebookからダイレクトメッセージを送るという方式となっています。
ピックアップとデリバリーは、「グラブフード」と「ララムーブ・フード」が行うとのこと。
■ラーメンも登場!
どうやらフィリピンのファミマでは、オリジナルのラーメンを作っているようです。
宅配サービスでは、ラーメンをオーダーすることもできます。
とんこつ、担々麺、味噌の3フレーバーがあり、どれも155ペソ(約330円)。
写真を見る限りでは、こってり系でフィリピン人好みといった感じですが、なかなか美味しそうです。
お家であつあつにラーメンが届くのは嬉しいですね。
■外出禁止でも便利に
フィリピンのファミマは、石油大手のフェニックス・ペトロリアム・フィリピンが運営しています。
CEOのヘンリー・ファドゥロン氏は、「地域の需要に応じてサービスを提供したい」と話しており、今後はメトロマニラ以外にも対象エリアが広がるかもしれませんね。
外出禁止で窮屈な生活を送っている住民も多いフィリピンですが、こういったデリバリーフードのサービスが増えたり、スーパーの長い列に並ばなくても日用品が買えるようになる、というのは助かりますね。
日本も含め、新型コロナウイルスの影響で営業できず困っている飲食店は多いと思いますが、お弁当や宅配サービスを充実させれば需要はあるのではないかと思います。