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フィリピンのイスラム教徒も、いつもと違う「ラマダン」


イスラム教徒にとって重要なイベントである「ラマダン(断食月)」が今年も始まりました。
 
日の出から日没まで一切飲食をしないことで空腹や自己犠牲を経験し、飢えた人々への共感を学び、神の恵みに感謝する月です。
 
時差があるため国によって多少ずれはありますが、今年のラマダンは4月23日〜5月23日。
 
日が沈んでからは、大勢で食事をする「イフタール」が習慣になっていますが、今年は新型コロナウイルスの影響で、例年通りのラマダンは出来なさそうです。
 
 

■フィリピンのイスラム教

国民の80%以上がキリスト教徒とされているフィリピンですが、実はスペインに統治される前はイスラム教徒が最も多かったそうです。
 
今も5〜9%ほどのイスラム教徒がいます。
 
「ラマダン開始日」と「ラマダンが明ける日」は、祝日です。
 
特に多いのは南部のミンダナオ島で、ムスリムの割合が島人口の2割を超えます。
 
「イスラム教徒ミンダナオ自治地域」も設置されており、2017年にはドゥテルテ大統領がムスリムに自治権を与える「バンサモロ基本法」に署名しました。
 
そして2019年には、「バンサモロ自治地域」(独自の「政府」を持つ地域)も成立しています。
 
しかし、中東の過激派組織からは新たな拠点として狙われており、たびたび抗争が起こっています。
 
2017年にはイスラム系過激派組織ISILとフィリピン軍の戦闘「マラウィの戦い」が勃発し、戒厳令が出されました。
 
現在も武装組織とは緊張状態が続いており、ドゥテルテ大統領は新型コロナウイルスと並んでテロ組織への対策も考えなければならない状態にあります。
 
 

■モスクも閉鎖中

フィリピンにもマニラの「ゴールデンモスク」をはじめ、各地にモスクが存在します。
 
イスラム教徒にとってモスクは聖地です。
 
しかし、新型コロナウイルスが流行し、都市がロックダウンされている現在は、教会と同様にモスクも閉鎖されています。
 
本来であればラマダン中はモスクに集まって礼拝をしますが、それもできません。
 
聖地メッカのあるサウジアラビアでは、ラマダンの礼拝は自宅で行うよう求めているそうで、聖地巡礼も原則停止中です。
 
現在3,600人以上の新型コロナウイルス感染者が出ているエジプトも同様です。
 
また、インドネシアでもテレビ会議システムを使って礼拝したり、日没後の食事もオンラインで共有したりするなどの対応がとられています。
 
 

■ニューヨークではハラルの食事を提供

新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がっているニューヨークですが、ここにも人口の9%にあたる約76万8,000人のイスラム教徒がいるそうです。
 
ニューヨーク市長は、ラマダン期間中は低所得の人たちへ提供している食事のうち、ハラル(イスラム教の戒律に基づいた食事)を25%増やし、50万食用意すると発表しています。
 
 

■マレーシアでは感染拡大したケースも・・

マレーシアの首都クアラルンプールのモスクでは、3月に16,000人が集まるという大規模なイスラム教のイベントが行われ、600人以上が新型コロナウイルスに集団感染しました。
 
イスラム教徒には、悪魔が入り込まないように信者同士が密着して礼拝するという習慣もあるそうで、密閉された空間内で濃厚接触が起こっていました。
 
さらに、彼らは4日間もの間侵食を共にし、見事に「3密」が揃っていたと思われます。
 
 

■モスクも会食もないラマダン「想像できない」

本来であれば、ラマダンは「家族が集まり、抱きしめ握手をする機会」なのだそうです。
 
イスラム教の人々にとって、モスクで祈れず友達と会うことも会食もできないラマダンは想像できないそうですが、今はやむを得ない状況となっています。
 
イランの最高指導者ハメネイ師も、新型コロナウイルス感染者は断食をしなくても良いとしました。
 
キリスト教徒が主となっているフィリピンではあまり目立ちませんが、それでも例年はラマダン明けにみんなで食事を楽しむためにショッピングモールのフードコートやレストランへ出かける姿がありました。
 
2020年になり、ムスリムにとって最も大事なイベントの1つであるラマダンをこのような形で迎えるとは思わなかったでしょう。
 
 
 

        
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