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フィリピン各地で新型コロナウイルス検査を強化


フィリピンでの新型コロナウイルス感染者は4月23日時点で6,981人、死者462人となっており、もうすぐ7,000人に届きそうな勢いとなってきています。
 
ルソン島全域、そしてセブ島全域のロックダウン(都市封鎖)からはすでに1ヶ月以上が経過しましたが、依然として患者は増え続けている状況です。
 
フィリピン第二の都市セブシティでは、ロックダウンを5月15日まで延長すると発表しました。
 
メトロマニラを含むルソン島については、ドゥテルテ大統領がまだ考えあぐねているようですが、4月30日に封鎖が解除される可能性は低いでしょう。
 
そんな中、少しでも感染拡大を防ぐため、新型コロナウイルスの検査を積極的に行う自治体が増えてきています。
 
 

■タギッグ市で「ドライブスルー式」検査

メトロマニラのタギッグ市では、いわゆる「ドライブスルー式」の検査を導入しました。
 
スピード判定検査キットを使えば、検体採取から5〜10分で結果がわかるそうです。
 
医師が車外から鼻の粘膜に綿棒を当てて検体を採取するという方法で、病院に行く必要もなく医療スタッフとの接触も減るので安全性が高くなっています。
 
日本でも東京江戸川区、葛飾区、山梨、大阪、奈良、長崎、大分、福岡などで、保健所が必要と判断した人を対象に同様の検査が行われています。
 
 

■セブ(ラプラプ市)では「全世帯調査」

セブ・マクタン島のリゾートエリアのラプラプ市でも、「全世帯調査」が開始されています。
 
名前の通り、全世帯に対して新型コロナウイルスの検査を行うもので、1家庭のうち代表1人が鼻の粘膜を採取されて検査を受けます。
 
もしもメンバーに体調の悪い人がいた場合は、家族全員が検査対象になるということです。
 
 

■患者の早期発見に努めた韓国

積極的に新型コロナウイルスの検査を行い、感染拡大を防いだ国として、韓国が挙げられています。
 
韓国で初めてコロナ患者が出たのは1月19日のこと。
 
感染を広めないためにはとにかく早く患者を発見して隔離することだと考えた韓国は、4月9日時点で累計49万件の検査を行っており、現在も1日1日約16,000件の検査の検査が実施されているとのこと。
 
これは世界でもダントツに多い数字で、爆発的感染が起こっているニューヨーク州からも目標とされています。
 
韓国がこのような迅速な対処を行えた背景には、2015年にMERS(中東呼吸器症候群)が流行した際に、感染を拡大させてしまったという苦い経験があります。
 
その後、同じような感染症が流行った際にはすぐに検査ができるよう「感染病検査緊急導入制度」を施行。
 
広範囲で、しかも迅速に検査が行えるような体制をあらかじめ整えていました。
 
「ドライブスルー検査」はもちろん、徒歩で移動する人も電話ボックスのようなブースで検査が受けられる「ウォーキングスルー検査」も採用されています。
 
 

■日本は・・・?

日本の新型コロナウイルス感染者数は、4月23日時点で11,772人、死亡した人は287人に上っています。
 
前日からは422人も増えている状況です。
 
しかし、日本での検査件数は少ないことが指摘されており、実際にはもっと多いと言われています。
 
日本での新型コロナウイルスの検査件数は、4月1日時点でなんと韓国の13分の1でした。
 
また、ドイツと比べても17分の1の水準に過ぎないそうです。
 
厚生労働省の資料によれば、日本で検査された人数(件数ではない)は、4月23日時点で累計約11万2,000人です。
 
WHO(世界保健機関)も、疑わしい例にはとにかく検査をすることを呼びかけており、日本の検査数は世界的に遅れを取っていることを指摘しています。
 
日本は特に高齢化率が高く、感染すれば死亡リスクが高い人が圧倒的に多いです。
 
アメリカ・ヴァンダービルト大学のウィリアム・シャフナー教授は、「日本は大規模な高齢者の施設のようなものだ。私が厚生相なら、もっと幅広く検査するだろう」とコメントしています。
 
 

■このままで良いのか?

フィリピンのような厳しいロックダウンも行われておらず、東京では今日も電車が普通に動き、人々はマスクを着用しながらも春の陽気を楽しもうと外出しています。
 
レストランも通常通り営業しているところが多々あり、外食を楽しむ人たちの姿も・・。
 
ゴーストタウン化している海外の都市から見れば、大都会東京が以前とさほど変わらない生活を送っている姿に驚くことでしょう。
 
しかし、本当にこのままで良いのでしょうか?
 
政府の対応、そして人々の意識も、再度見直す必要があるように思います。