セブで快適なノマド生活を送るポイント
インターネットの発達に伴い、ここ10年くらいの間に、日本のみならず世界で”ノマドワーカー”というスタイルで働ける人が増えてきました。
ノマドワーカーとは、もうご存知の人も多いとは思いますが、英語で「遊牧民」を意味する「nomad」と「働く人」を意味する「worker」を組み合わせて作られた言葉。
具体的には、パソコンやスマホ、タブレットなどのデバイスを使って、場所や時間を選ばずに、ブログ運営を主としたインターネット関連の仕事をする人、といったところです。
日本ではスタバで得意げにMacBookを開いている人のことを「ドヤラー」と冷やかす表現も流行しましたが、今となっては割と普通の働き方として定着しつつあり、逆に会社組織で働くことに疑問を抱く人も増えてきているのではないでしょうか。
そんな”ノマドワーカー”ですが、実はフィリピンのセブにもたくさん存在しています。
スタバを含めカフェに行けばパソコンを開いている人はとても多いですし、日本人もよく見かけます。
セブは温暖な気候で綺麗な海もあり、物価も安いので、一人でマイペースに仕事をするにはぴったりな場所です。
日本とセブを行き来しながら気楽に暮らしているフリーランスの方もいます。
しかし、やはり海外なので日本とは事情が違う部分もあります。
今回は、セブでノマドワーカーが快適に過ごせて仕事がはかどるために大事なポイントや、おすすめのワークスペースをご紹介しましょう。
セブでノマド生活してみたいな〜という方はぜひ参考にしてみてください。
■まずはネット環境を整えよう!
ノマドワーカーにとって最も大事、というか無いと仕事が成り立たないのがインターネットですよね。
ですのでセブに着いたらまず、ネット環境を整えましょう。
日本と比べるとフィリピンのネット速度は残念ながら決して速くありません。
セブのネット接続方法には、以下の3つがあります。
1. フリーWi-Fiを使う
2. Wi-Fiルーターをレンタルする
3. 現地でWi-Fiルーターを購入する
1. フリーWi-Fiを使う
最も手軽で、お金もかからないのがフリーWi-Fiを使う方法です。
セブは日本よりもフリーWi-Fiの普及に関しては進んでおり、ホテルや空港はもちろん、レストランやカフェでもネットに繋がる場所がたくさんあります。
ただ、場所によっては回線が安定しておらず、遅かったり止まってしまうこともしばしば・・。
ちょっとスマホでLINEするくらいなら全然問題ないですが、PCを使って仕事をするとなると、若干ストレスフルになってしまうかもしれません。
また、ローカルな場所ではネットワークのセキュリティも気になるところです。
2. Wi-Fiルーターをレンタルする
日本からWi-Fiルーターをレンタルしていけば、フリーWi-Fiよりも快適にネットを使うことができます。
ただ、料金は1日あたり1,000円くらいになるので、数日の旅行なら良いかもしれませんが、中長期滞在には向かないでしょう。
3. 現地でWi-Fiルーターを購入する
数週間〜数ヶ月単位でセブに滞在するなら、この方法が最も経済的で速度も快適です。
ルーター本体は大体1,300ペソ(約2,700円)、それにプラスして通信料が1ヶ月10GBで1,000ペソ(約2,000円)程度です。
本体の買う費用は初期投資としてかかりますが、月額は日本よりも安くお得だと思います。
セブで比較的長期にわたってネットを使いたいなら、Wi-Fiルーターとプリペイドカードを購入しましょう。
この他、スマホは現地のSIMカードを入れて使うのがおすすめです。
なお、フィリピンの通信会社はいろいろありますが、GlobeもしくはSmartという会社が大手で人気です。
■集中できるコワーキングスペースを見つけよう
上記の方法でネットに接続できる環境を作るのはもちろん大事ですが、場所も大事です。
セブにもコワーキングスペースというものがあり、そこではフリーWi-Fiも快適に使えます。
料金は1日あたり300〜500ペソ(約600円〜1,000円)です。
コーヒーなどのドリンクが無料のところも多いですし、周りの人たちもみんな作業をしているので、カフェより集中しやすいのではないでしょうか。
最近はおしゃれなコワーキングスペースも増えており、居心地もGOOD。
他のノマドワーカーや起業家などと知り合うチャンスもあります。
<おすすめのコワーキングスペース>
■Regus(リージャス)
世界114カ国に展開しているコワーキングスペース、レンタルオフィスのセブ支店。
アヤラモールの目の前という便利な立地にあります。
住所:11 Floor, AppleOne Equicom Tower, Mindanao Avenue, cor Biliran Rd, Cebu City
■iioffice(いいオフィス)
日本のWeb制作会社LIGが運営しているコワーキングスペース。
内装もスタイリッシュで、日本人ユーザーも多く、有益な情報と出会えるかも。
住所:2nd floor, ARINDA V. PARAS BLDG, Don Gil Garcia St, Cebu City
■The Company(ザ・カンパニー)
福岡を中心にコワーキングスペースを展開しているThe Company。
セブでは、マンダウエ地区とITパークにオフィスがあります。
広々とした開放的な空間で、快適に仕事ができます。
住所:(マンダウエ)Ground Floor, Building 4, JDN Square, P.Remedio St, Mandaue City
(ITパーク)15th Floor, HM Tower, Corner of, W Geonzon St, Cebu City,
■Wi-Fiが早いカフェもチェックしておく
仕事に集中したいのならコワーキングスペースやホテルのほうがオススメですが、たまにはカフェで一息つきながら作業をするのも良いですよね。
カフェのWi-Fiスピードはあまり期待はできませんが、中にはサクサク快適なところもあります。
以下は、ノマドやフリーランサーに人気のカフェです。
■Coffee Factory(コーヒーファクトリー)
マンダウエ市のA.S.フォーチュナ通りにある隠れ家カフェですが、ノマドにはよく知られているようです。
住所:20 A. S. Fortuna St, Cebu City
■Drip and Draft(ドリップ・アンド・ドラフト)
セブのバニラッドという地区にあるおしゃれなカフェ。
コーヒーのほか、クラフトビールも美味しい。
住所:Streetscape, Paseo Saturnino, Cebu City
■Marisse Patisserie(マリッセ・パティスリー)
セブのコンドミニアムの敷地内にある高級感あふれるカフェ。
パンが美味しいことで有名です。
住所:32 Sanson Rd, Cebu City
カフェはコワーキングスペースのように長時間は難しいかもしれませんが、2時間程度は気兼ねなく作業できると思います。
そもそもセブのカフェは日本のカフェのように長居してひんしゅくを買うような雰囲気はあまりありませんので、周囲を気にしないタイプであれば3時間以上滞在しても問題はなさそうです。
■運動不足に気をつける
ノマドワーカーに限ったことではありませんが、フィリピンで生活するにあたっては、運動不足に気をつけないといけません。
主な移動はタクシーですし、暑いので長距離を歩くこともできないため、ちゃんと運動をしようと思ったらジムやプールに行くのが良いでしょう。
コンドミニアムに滞在すれば、プールもジムも備わっていることがほとんどなので、大いに利用してください。
PCでの作業もたまには体を動かさないとはかどらないですし、ずっと座ってばかりだと不健康になってしまいます。
適度な運動をすれば夜もしっかり眠れて、朝から気分爽快で仕事ができますよ!
また、たまには海へ出かけてシュノーケリングやアイランドホッピングなどのアクティビティに参加してみるのもおすすめです。
■自炊する
セブには日本食を含めいろいろなレストランがあるので、食べる場所に困ることはありません。
しかし、毎日外食ばかりだと費用もかさみますし栄養も偏ります。
栄養が偏ると、頭も上手く働かず、仕事の生産性も下がってしまうものです。
快適なセブ生活を送ろうと思ったら、基盤となる「食」の管理もしっかり行いましょう。
具体的には、自炊をするのがオススメです。
コンドミニアムにステイし、スーパーで食材を買ってきて調理すれば、大幅に節約できる上、外食よりも健康的な食事をすることが可能です。
日本食材や日本の調味料も手に入るので、和食を作ってみるのも良いでしょう。
■ノマドワーカー自己管理が鍵!
時間も場所も自由に選んで仕事ができるノマドワーカーですが、やはり食生活や運動、睡眠時間など体の管理は自主的に行わないと、集中力がなくなっていきます。
つまるところ、自己管理ができないと生活費を稼ぐことすら難しくなるのです。
セブは日本からたった5時間で行ける南国で、物価も通信料も安く、ノマドワークをするには最高のロケーション。
ぜひあなたのマイルールを作ってセブでの快適なノマドライフを満喫してくださいね。