フィリピンに埋まる「財宝」発掘を試みて日本人逮捕
フィリピンのカポネス島という島で、日本人4人、フィリピン人13人の計17人が逮捕されるという事件がありました。
容疑は、「違法な穴掘り」。
彼らの主張によれば、フィリピンには太平洋戦争中に旧日本軍が隠した「山下財宝」があると言い伝えられており、これを発見するために穴を掘ったとのこと。
彼らの持っていたシャベルやロープなどが押収されました。
捕まった日本人は40〜60代の3人と、15歳の少年。
3人のうち1人はフィリピンの就労ビザを持っており、2人は旅行者でした。
この少年は通訳だったとみられており、フィリピン人を雇って約5メートル四方の穴を掘ったということです。
これまでも、同じように財宝を見つけ出そうする人たちが過去に何人もいて、地元民とトラブルになっていました。
しかし、肝心の財宝は誰も見つけられず、一体どんな財宝だったのかも謎のままです。
山下財宝については”終戦時にフィリピンに埋められたとされる莫大な埋蔵金”と言われていますが、いわゆる都市伝説として知られています。
実際に、日本軍による占領後にフィリピンに入植した日本人が、大戦後の引き上げ時に現地に埋められた財産などが見つかったこともあり、この伝説に関しても真実味を帯びていたということです。