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フィリピンが台湾を「中国の一部」発言で議論


フィリピンが台湾を「中国の一部」として扱ったとして、台湾の外交部が遺憾の意を表明しているそうです。
 
ドゥテルテ大統領が先日「(新型コロナウイルスの)外出禁止令を破り、なおかつ警察や軍に反抗した者に関しては、射殺もありえる」と発言したことは、記憶に新しいと思います。
 
これに対し、台湾で出稼ぎしていたフィリピン人が反発し、SNS上でドゥテルテ大統領を批判。
 
フィリピン政府はこれを犯罪行為をみなし、強制帰国を命じました。
 
どうやらこの一連の問題について、フィリピンのハリー・ローク大統領報道官が「追放処分は中国の一部である台湾当局が決めるもの」と発言したことが、物議を醸したようです。
 
 

■”二度と「中国の一部」と言論しないで!”

台湾の欧江安報道官は、「台湾は民主主義を重んじる国家で、外国人労働者の言論の自由は保障されており、いかなる組織も彼らやその雇い主に圧力をかける権利はない。法律に違反していない外国人労働者を追放したりはしない」と述べました。
 
そして、フィリピン政府が台湾を「中国の一部」とする間違った言論は二度としないよう、台湾経済文化弁事書処を通じて厳しく抗議するよう指示したとのこと。
 
 

■2月にもフィリピンが台湾を中国呼ばわり?

同じような事例は、新型コロナウイルスがフィリピンでも流行し始めた2月にも起こっています。
 
「台湾を中国の一部だとする『一つの中国』原則に基づき、中国への渡航禁止令の範囲を台湾に拡大する」と発表したことがあったのです。
 
この時も台湾はフィリピンに対し、「不当で一方的な決定だ」と非難。
 
欧報道官は「台湾と中国の近藤は我が国、そして国際社会に問題をもたらす」と訴えました。
 
フィリピンだけでなく、他にも中国と台湾を混同している国は多々あるようで、当時は韓国、ベトナム、バングラデシュ、モンゴルなどが台湾に対し入国制限を設けていました。
 
また、どうやらフィリピン政府へは中国政府が圧力をかけていたそうで、台湾を中国の一部とするようミスリードする動きもあったようです。
 
 

■中国は「武力行使も辞さない」

台湾は中国ではないのか?という議論に対しては、実は台湾国内でも意見が分かれるようで、はっきりしていません。
 
半数以上の台湾国民が「自分は台湾人だ」というアイデンティティを持っているらしく、彼らに「台湾は中国の一部か?」などと聞けばおそらく怒り出すでしょう。
 
台湾国内では住民投票のたびに国民が独立に向けて投票するようです。
 
しかし、中国人は台湾人を中国人と思っているみたいですね。
 
中国政府は、台湾が独立しようとすれば武力行使も辞さない、といった考えを示しています。
 
歴史上の複雑な事情もあり、この議論についてはこれからもしばらくは落ち着くことがなさそうです。