セブシティがロックダウンを5月15日まで延長
日本人も大勢滞在しているフィリピンのセブ島セブシティ。
4月22日の発表によれば、セブシティの「強化されたコミュニティ隔離措置(Enhanced Community Quarantine)」(事実上のロックダウン)は、5月15日まで延長されるそうです。
■セブでも感染者急増
最近はルソン島のみならずセブでも感染者が増えていたため、多くの人々がロックダウンの延長を予想していましたが、やはりその予想通りになりました。
セブシティの新型コロナウイルス感染者は22日時点で312人となっており、市内の刑務所で集団感染が起こったのをきっかけに急増してしまった模様です。
■ラプラプ市では全世帯調査
リゾートエリアとして知られるマクタン島のラプラプ市も新たに5人の感染が確認され、累計18人となりました。
また、ラプラプ市では感染拡大を防ぐため、「全世帯調査」を23日から開始したそうです。
世帯の代表1人の鼻の奥の粘膜を採取し、新型コロナウイルスに感染していないかどうかを調べます。
体調が悪い人がいる場合は、家族全員の検査を行うとのこと。
■自治体の取り組みと耐える市民
フィリピン第二の都市セブシティがあるセブ島と、リゾートエリアで知られるマクタン島を繋ぐ2本の橋は、20日から通行止めとなっています。
検問所では通行許可証やIDの確認が厳しく行われているほか、スーパーの入り口では検温も実施されています。
こうした自治体の取り組みとその迅速さは、市民から高く評価されているようです。
移動・外出制限が強化され市民は不自由な生活を強いられてはいますが、この危機的状況をみんなで協力して乗り越えようと必死で耐えています。