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東南アジアに侵食する新型コロナウイルス


新型コロナウイルスの感染者数は日に日に増える一方となっており、フィリピンでは大型の病院は次々と満床になっています。
 
医療従事者の間にも感染が広まっており、人員も足りない状態です。
 
 

■マニラ首都圏の3施設を臨時病棟に

医療崩壊を防ぐため、フィリピン政府は公共の施設を臨時病棟に転用する準備を進めています。
 
現在、転用が予定されているのは、フィリピン国際会議場(PICC)、リサール・スポーツ・コンプレックス、世界貿易センターの3施設です。
 
これらの臨時病棟が整えば、全部で約2,000人分の病床が用意できます。
 
また、この他にも公共施設の利用は計画されており、1,000人分の病床が追加される予定です。
 
臨時病棟に収容されるのは、症状が軽い人もしくは無症状の人だそうで、重症の患者はこれまで通り病院に収容するとのこと。
 
 

■脆弱な医療体制

脆弱と言われているフィリピンの医療体制。
 
日本と比べてみると、その不安定さがよく分かります。
 
<病床数>
日本:1,311
フィリピン:101
 
<医師の数>
日本:31万1,205人
フィリピン:4万775人
 
<人工呼吸器>
日本:2万2,254
フィリピン:5,250
 
フィリピンの病床は、人口1,000人あたり1人分しかありません。
 
これは、すでに医療崩壊が起きているイタリアと比べて、3分の1という少なさです。
 
また、国内の賃金が安すぎるため、有能な医師がみんな海外へ出稼ぎに行ってしまい、フィリピンに残っていないという問題もあります。
 
さらに、フィリピンでは新型コロナウイルスにより医師もすでに13人死亡しています。
 
 

■他の東南アジア諸国でも隔離施設確保

東南アジアでは、フィリピンの他にも似たような状況になっている国があります。
 
インドネシアもその1つで、フィリピンと同様人口大国であるにも関わらず、医療施設はまったく足りていません。
 
インドネシアは他国と比べて新型コロナウイルス感染者が発見されたのが遅く、3月上旬。
 
といっても、そこから感染者は爆発的に増え、4月9日時点では累計で3,239人、死者は280人に至っています。
 
10日からは、学校の休校、娯楽施設の閉鎖、公共交通機関の制限などを強め、企業には在宅勤務を求める方針です。
 
まだ病院は満床にはなっていませんが、やはり医療体制は脆弱なため、今から隔離施設を用意しています。
 
首都ジャカルタにある選手宿舎を改装し、人工呼吸器も備えているそう。
 
また、北部の小さな島にも新型コロナウイルス患者専用の病棟を作ったということです。
 
この他、タイやシンガポールでも軽症者を受け入れるための臨時施設を準備しています。
 
 

■新型コロナウイルスは終息しないのか?

最初は中国、そしてヨーロッパを中心に猛威を振るっていた新型コロナウイルスですが、今は東南アジア諸国も次々と侵食されていっています。
 
香港のウイルス研究専門家によれば「流行は終息することはない」のだとか・・。
 
2002年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)は発生から8カ月に終息しましたが、新型コロナウイルスはそれとは異なると言います。
 
夏になれば北半球では勢いは弱まるものの、南半球では活性化し、冬になればまた北半球で勢力を増すという、ループになる可能性もあるのだそうです。
 
一体いつになれば事態が落ち着くのか、全世界の国民が不安な日々を送っていますが、今は出来るだけ自宅にいて人と会わないようにする他ありません。
 
日本もフィリピンのような強い強制力のあるロックダウンはしないとしていますが、各々が外出を自粛し、自分や周りの人を守る意識が大切なのではないかと思います。