新型ウイルス拡大防止策としてフィリピンのホテルも事実上の閉鎖

各国からの出入国禁止や移動制限、マニラ首都圏やルソン島全域の閉鎖などが行われているフィリピン。

 

3月18日には新たに、国内のホテルが宿泊客のために予約手続きを行うことを禁止すると発表しました。

 

ルソン島ではすでに住民に対し20時〜5時の外出を禁止していますが、この予約手続き禁止令により国内のホテルも事実上の閉鎖となります。

 

期間は4月14日まで。

 

移動制限や夜間外出禁止のため勤務先へ通勤できない人々が周辺のホテルをこぞって予約する現象も起こっていましたが、もはやそれも出来なくなります。

 

公共交通機関も停止されることになっており、いよいよフィリピンでは自宅から出られない状況となりました。

 

ただ、政府からは企業に対し、在宅勤務やリモートで対応をするよう呼びかけています。

 

BPO（＝Business Process Outsourcing）産業や輸出型企業に関しても、3月21日以降は在宅勤務を行うことを要請しました。

 

しかしながら、在宅勤務を認める条件というのが存在しており、経済特区にある多くの日系製造業社が条件に当てはまるのかどうかが不明なため、現場ではどうすべきかわからず混乱している企業が多いようです。

 

いずれにしてもホテルは、お客が全く呼べない状況では、経営を続けていくことが難しくなってくるでしょう。