フィリピン、ダバオ留学のメリット&デメリット
フィリピンで最も人気の留学先といえばセブですが、実は他にも選択肢はたくさんあります。
中でも地方都市は、セブとはまた違った体験ができるので、検討する価値があります。
ミンダナオ島のダバオ市は、メトロマニラ、メトロセブに続く、フィリピン第3の都市。
今回は、ダバオへ留学する際のメリットとデメリットをご紹介します。
■メリット1:とにかく治安が良い
ダバオの最大のメリットは、とにかく安全であるということです。
フィリピンといえば、東南アジアの中でも治安の悪い国として有名ですが・・・ダバオに関しては東京と比べても遜色がないくらい治安が良いんです。
その理由は、ドゥテルテ大統領が市長を務めていた時代に、厳しく犯罪を取り締まったから。
当時はフィリピンの中でも治安は最悪と言われいた場所ですが、現在は逆に東南アジア屈指の安全な街となりました。
セブでは当たり前のタクシーのぼったくりもなく、海外初心者でも安心して滞在することができます。
また、ダバオには大学などの教育機関が多数あり、学園都市としても有名です。
■メリット2:過ごしやすい気候
ダバオは1年を通してあまり大きな気候の変化がなく、いつ行っても過ごしやすいです。
気温は最低20度〜最高32度程度で、夏の東京よりも快適。
また、マニラのように大きな台風がぶつかることもないので、安全に過ごせます。
恵まれた気候のため新鮮な農作物が豊富に育ち、都市でありながら緑も豊かです。
さらに、ビーチもあるのでダイビングもできますし、フィリピン最高峰のアポ山もあります。
■メリット3:物価が安い
マニラやセブと比べて、ダバオは物価が安いです。
留学費用はもちろん、現地での生活費を抑えたい方にもおすすめ。
タクシーは初乗り40ペソ(約80円)、コーラは1本30ペソ(約60円)程度です。
■メリット4:日本語が通じやすい
ダバオのユニークな点として、日本語が通じる人が多い!というのがあります。
実はダバオにはかつて、人口2万人を超えるアジア最大規模の日本人街があり、日本とダバオは深く関わっていた歴史があるんです。
今も学校の授業では、フィリピンで唯一日本語を勉強していますし、日本人のコミュニティも存在しています。
英語を学んでいる人も多いですが、現地のフィリピン人に日本語を教えている日本語教師もたくさんいます。
■メリット5:交通渋滞が少ない
マニラやセブの都市部は交通渋滞が本当にひどく、移動の度にストレスを感じてしまいます。
しかし、ダバオはそこまで混雑していません。
そのため排気ガスも少なく、クリーンで静かな環境となっています。
■デメリット1:セブより学校は少ない
フィリピン第3の都市であるダバオですが、セブよりも語学学校の数はまだ少ないです。
こじんまりとした学校が多く、日本人留学生もセブと比べて少なめ。
ほとんどの学校が韓国経営で、日本人経営の学校にこだわる方には向かないかもしれません。
■デメリット2:日本からの直行便はない
フィリピンは、マニラもセブも日本から直行便があり、4〜5時間のフライトで行けるのが魅力となっています。
しかし、日本からダバオへの直行便はありません。
マニラかセブ、もしくはシンガポールや香港などを一旦経由する形になります。
特に用事がない限りは、費用的にも時間的にもマニラかセブで乗り換えるのがベストです。
マニラからセブの所要時間は2時間ほどとなっています。
■デメリット3:喫煙や飲酒のルールが厳しい
ダバオでは治安と秩序の維持のため、喫煙と飲酒に関して厳しいルールがあります。
喫煙に関しては、公共のほとんどの場で禁止。
指定された場所以外で喫煙すると罰金ですので気をつけましょう。
また、深夜1時以降のお酒の販売が禁止されています。
留学生活ではあまり遅くまでお酒を飲んで盛り上がるのはあまり好ましいことではありませんが、もしもパーティや飲み会を思い切り楽しみたいのなら、ダバオよりセブの方がベターです。
タバコもお酒も特に興味なし、という方にとっては逆に、静かで安全に勉強できる最高の環境と言えるでしょう。
■留学メリットが大きいダバオ
フィリピン、ダバオ留学のメリットとデメリットについてお伝えしました。
費用も安く、勉強に適した環境がそろっているダバオ。
日本人も少なく英語漬けになりやすいため、英語力アップを目的とするなら、メリットが大きいのではないかと思います。
ぜひ、大自然あふれる綺麗な中規模都市ダバオでの留学を検討してみてください。