新型コロナウイルス対策で台湾もフィリピン入国禁止
新型コロナウイルスが猛威を振るっている中、フィリピンでは様々な水際対策を行なっていますが、今回新たに台湾を入国禁止の対象にすると発表しました。
台湾側は「一方的な決定を改めるようフィリピン側に意思疎通をはかる」としていますが、フィリピン側は「1つの中国対策に基づくもの」としており、決定を変えるつもりはなさそうです。
フィリピン政府はすでに今月2日、フィリピン永住権を持つ人を除き、香港とマカオを含む中国からの外国人を入国禁止にしています。
今回10日に「台湾を含める」と発表したとのこと。
しかし、同日の発表前に、台湾からフィリピンへ出発していた旅客機もあり、到着した台湾人が入国できないトラブルも起きました。
入国を拒否された台湾人約150人は、セブ、カリボ、マニラの空港で立ち往生してしまったようです。
なお、台湾では現在までに死者は出ていませんが、感染者は18名確認されています。
街中ではやはりマスクが品薄となっており、現地人でも1人2枚までしか購入できないため、観光客は手に入れることができない状況です。
中国からの観光客を受け入れないことにより、すでにフィリピン国内では経済に大きな影響が出ている模様。
人命には代えられないためこれらの措置は仕方ないことですが、一刻も早い事態の収束を待つばかりです。