フィリピンの貧困率が過去20年間で20%に半減
フィリピンでは経済成長に伴って貧困率も下がってきているようです。
世界銀行が発表したデータによれば、フィリピンの2019年の貧困率は20.8%ということでした。
2000年には38.1%だったので、過去20年で約半分にまで減ったことになります。
なお、「貧困率」は1日あたりの収入が3.2ドル以下の国民の割合、という定義となっています。
フィリピンの経済成長率は2019年上半期で5.5%。
政府が目標としていた6〜7%には届いていないものの、依然として高い水準をキープしています。
また、インフレ率が2018年の5.2%から3.4%へ下がっているため、経済成長率の減速は相殺されると見込まれています。
フィリピンの貧困率を今後も下げていくためには、教育への投資や、人材育成のトレーニング、スキル開発などが重要だとされています。
人口を十分に抱えていながらも雇用が足りておらず、その労働力を十分に活かしきれていないのはもったいないです。
現在、鉄道をはじめ日本の企業もフィリピン人の人材育成に多いに関わっています。
また、まだまだ必要な教育が子供達へ行き届いていない現状がありますので、未来のフィリピンを担っていく人材を育てるためにも、せめて小学校〜高校までは全員通えるようなシステムになれば良いですね。