フィリピン人に人気の日本のチェーンレストラン
現在フィリピンには世界中から様々な企業が進出しており、日本の外食産業もどんどん拡大してきています。
味の濃いもの、甘いもの、脂っこいものが大好きなフィリピン人ですが、日本の外食チェーンもそんな彼らに合わせたビジネスを展開しており、連日大盛況です。
フィリピンに滞在する日本人としても、おなじみの日本のチェーン店で食事ができるのはやっぱり嬉しいもの。
現地風の味になっているものもありますが、食べ慣れたお店に入ると安心しますよね。
今回は、フィリピンで食べられる日本のファストフード、チェーンレストランをご紹介します!
■CoCo壱番屋(CoCoICHIBANYA)
フィリピン人も日本人も大好きなのがココイチ。
フィリピン料理ってあまり辛いものはないのでカレーは好きなのかな?と思いきや、大好きな模様。
実はココイチは昔から世界へ積極的に進出しており、アメリカ、イギリス、ハワイ、香港、中国、台湾、韓国、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナムにも店舗が
あります。
2013年にはカレーチェーンの店舗数でギネスに認定されました。
フィリピンでは、メトロマニラのマカティ、パッシグ、サンフアン、タギッグ、ケソン マニラ、そしてセブに店舗を持ち、ほとんどがショッピングモールの中に入っています。
また、フィリピンのココイチではいくら辛さをプラスしても料金が変わりません。
辛党には嬉しいことのこの上ないですよね。
フィリピンではインド料理店でインド風のカレーは食べることができますが、日本のカレーライスを食べる機会はなかなかありません。
日本風のカレーを食べるにはココイチか和食レストランくらい。
ココイチなら味も安定しているし安心して入れますよね。
お値段は250〜400ペソ(約500〜800円)と、日本よりもちょっとお高めの設定。
ただ、種類も日本と同じくらい豊富で、辛さのレベルだけでなくご飯の量も大盛りや少なめなど選択できるようになっています。
ちゃんと日本と同じもっちりとしたお米を使っているので、ご飯もすごく美味しいです。
■吉野家(YOSHINOYA)
日本ではもはや知らない人はいない牛丼チェーンの吉野家。
甘めのタレで味付けしているからか、フィリピン人も大好きなようです。
牛丼はもちろん、カツ丼、天丼、うどんのほか、ビーフシチュー丼やラーメン、カリフォルニアロールなんかのメニューもあります。
味は日本の吉野家の方が美味しいですが、値段はフィリピンの方がやや安く、並盛りが味噌汁付きで160ペソ(約330円)。
「つゆだく」という言葉はフィリピンでは通じず、追加5ペソ(約10円)で「extra soup」を注文できます。
大盛りにしても500円以下なので、食費を節約したい時やちょっとお腹が空いたな〜という時に気軽に利用できますね。
ただ、フィリピン人は牛丼よりもラーメンや天ぷらなどのサイドメニューの方を好む人が多いようです。
料理の提供スピードもフィリピンの通常のレストランでは15分以上が当たり前なのが、吉野家では5分ほど(それでも日本の吉野家よりは遅いですが)。
安い、早い、うまいが揃った定番の牛丼チェーンをぜひフィリピンでも利用してみましょう。
店舗はマニラ、セブの各SMモール、ロビンソンズギャレリア、マカティのグロリエッタなどにあります。
電話注文による宅配も行なっているようです。
■名代 富士そば(NADAI FUJISOBA)
日本の首都圏では駅前など各地で見かける富士そば。
食券を買って食べる立ち食いそばチェーンとして人気ですよね。
フィリピンでは立ち食いというスタイルではなく、普通に席に座って食べます。
日本の富士そばよりも店舗内もどこかスタイリッシュな内装で、普通のレストランのよう。
メニューは定番のそば、うどん、天丼などが揃います。
つゆやそば粉は日本から輸入したものを使っているそうです。
ただ、肝心の味に関しては日本のものより若干劣り、値段も日本より高め。
メトロマニラのBGCなどフィリピン国内に5店舗あります。
■丸亀製麺(MARUGAME UDON)
もっちり腰のある麺がたまらない丸亀製麺。
フィリピンにもオープンしており、連日大賑わいです。
うどんは1杯95ペソ(約200円)からと安価で、日本で食べるのと遜色がありません。
もちろんフライや天ぷら、おにぎりなどのサイドメニューもあり、フィリピンにしかないズッキーニ天ぷらなんかも美味しいです。
ねぎ、天かす、ショウガなどの薬味も日本と同様に好きなだけ入れることができます。
あっさりした日本の味が食べたい時は、うどんって最高ですよね♪
日本の麺類ではダントツでラーメンが好きなフィリピン人ですが、丸亀のうどんは彼らにもかなりウケている様子。
また、お米大好きなフィリピン人に合わせて丼ものメニューもいくつかあります。
メトロマニラのBGC、マカティ、ケソン、マンダルヨンなどに店舗があります。
■ペッパーランチ(Pepper Lunch)
気軽に本格的なステーキやハンバーグが食べられるペッパーランチ。
日本のフードコートでもよく見かけますよね。
フィリピンでも各ショピングモールに必ずと言っていいほど入っており、フィリピン人にも広く認知されています。
ランチタイムには満席になるほど人気で、ジュージューと焼きたてのステーキをいただくことができます(ハンバーグは無いようです)。
お値段は、定番の「ビーフペッパーライス」が220ペソ(約450円)。
味付けは日本のペッパーランチとほぼ変わらず、美味しいです。
また、フィリピンのご当地メニューとして「シシグペッパーライス」(250ペソ)というのがあります(店舗や期間による)。
「シシグ」とはフィリピンの代表的な家庭料理の1つで、豚のほほ肉を細かく刻んでにんにくや醤油で炒めたもの。
これがペッパーランチとコラボして、オリジナルメニューになっています。
ぜひ試してみたいですね!
■天丼てんや(TENYA)
リーズナブルな価格でボリューム満点の天丼が食べられる天丼てんや。
天ぷらは揚げ物には目がないフィリピン人も大好きな日本食の1つです。
甘辛い天つゆもまた、彼らの味覚にぴったりなのでしょう。
日本では比較的雑多な雰囲気の中ささっと食べるイメージが強いてんやですが、フィリピンではまるで和食レストランのようなちょっとおしゃれな内装の店舗となっています。
天丼の値段は、最も定番の「クラシック」が225ペソ(約500円)。
日本では並盛りが540円なので、ほとんど変わりません。
味は日本のものとほぼ同じで、お米も日本米を使用しており、とても美味しいです。
メトロマニラのBGCやSMモールなどに店舗があります。
■モスバーガー(MOS BURGER)
日本ではちょっと高級なハンバーガー店として知られるモスバーガーですが、フィリピンには2019年に進出が決定しました。
現地の大手小麦粉製粉会社ゼネラル・ミリングと提携し、事業を展開します。
実はまだ店舗はなく、2020年3月に1号店がオープン予定とのことです。
すでに台湾、シンガポール、香港、タイ、インドネシア、中国、韓国、オーストラリアに拡大しているモスバーガー。
フィリピンでも2027年までに50店舗まで広げたいとしています。
一体どこのロケーションに出来るのか?はまだ明らかになっていませんが、概ねマニラ首都圏のどこかだと推測されます。
新鮮野菜たっぷりのジューシーなモスのハンバーガーがフィリピンでも食べられると思うと、楽しみですね!
ジョリビーやマクドナルドとは違い、やはりフィリピンでも少し高価格帯のハンバーガー店として打ち出していくようです。
■いつでも美味しい日本のチェーン店が楽しめるフィリピン
上記のほか、フィリピンでは「一風堂」などの各種ラーメンチェーンや「和民」などの居酒屋、定食屋さんの「やよい軒」など、さまざまな日本のレストランが人気を博しています。
しかしどれもフィリピン人にとってはかなりの高級品なので、来ているお客さんはほとんどが中間〜富裕層でしょう。
日本人にとっても、安いものもあればむしろ日本より高いものもあります。
ただ、味は日本とほぼ変わらないクオリティを提供してくれているのが嬉しいところ。
フィリピンでは日本食が恋しくなっても、リーズナブルな価格ですぐに食べられるので本当に助かります。
ショッピングモールのフードコートでは必ず遭遇すると思いますので、見つけたらぜひ試してみてくださいね。