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フィリピンの政治抗争、有力政治家43人に有罪判決


今月19日、フィリピン南部ミンダナオ島の有力政治家一族43人に、殺人罪などで有罪判決が下されました。
 
2009年に起きた「マギンダナオ虐殺事件」の裁判にようやく決着がついたとして、ニュースになっています。
 
 

■マギンダナオ虐殺事件とは?

事件が起きたのは10年前の2009年、11月23日のこと。
 
その頃ミンダナオ島マギンダナオ州アンパトゥアン町では、知事選が行われていました。
 
立候補の届出に向かっていた候補者の家族とマスコミ関係者など57人が、対立する有力者アンパトゥアン一族が雇った私兵集団に襲撃されたのです。
 
もともと敵対していたアンパトゥアン一族からは、「立候補したら殺す」と脅されていたため、立候補者本人たちはそこにはいませんでした。
 
殺されたのは、候補者の家族、支援者、弁護士、そして同行していたジャーナリストなどです。
 
マスコミ関係者が同行していれば報道されてしまうのを恐れて攻撃してくることはないだろうと踏んでいたようですが、逆に犯人グループは報道されないように全員殺して口封じをするという手段を取りました。
 
犯人グループは、記者たちが乗った車列に銃撃を浴びせ、蜂の巣にしたとのこと。
 
殺された57人のうち32人は記者で、これだけのマスコミ関係者が一度に襲撃されたのは世界でも初めてで、史上最悪規模の事件と言われています。
 
アンパトゥアン一族の長であったアンダル・アンパトゥアン・シニアは当時州知事を務めており、息子であるアンダル・アンパトゥアン・ジュニアにその地位を譲りたかったようです。
 
彼らは長きに渡ってマギンダナオ州を支配してきており、当時はイスラム過激派対策の名目で、グロリア・アロヨ大統領から私兵の武装を許可されていました。
 
 

■フィリピン最高刑の判決

裁判では197人が起訴されており、身柄を拘束されている101人に判決が言い渡されました。
 
結果、アンパトゥアン・ジュニア被告を含む28人に禁錮30年の有罪判決が下されたとのこと。
 
仮釈放のない無期懲役となっており、フィリピンの最高刑の1つに当たります。
 
また、アンパトゥアン一族の私兵や警察官ら14人には禁錮8〜10年の判決が下されたということです。
 
長期間に及んだ裁判の途中で、アンパトゥアン・シニアを含む8人は判決前に死亡しています。
 
さらなる被告らの支持者からの襲撃を避けるため、判決は裁判所ではなく警察本部の敷地内で行われ、100人以上の警官が警備にあたりました。
 
ただ、残る50人余りの被告については証拠不十分などで無罪となっており、その他にもまだ80人ほどの容疑者が逃走中のため、裁判での証人や犠牲者の遺族などが今後狙われる可能性があると指摘されています。
 
 

■なくならない抗争と超法規的ふるまい

この裁判は初公判が2010年に行われていましたが、証言者が脅迫を受けたり殺されたりするなど別の事件も起き、それによって証拠集めに難航するなどさまざまな経緯があったため、判決までに9年もかかっています。
 
遺族たちは、ようやく今回被告たちに厳しい判決が下されたことで安心しているようです。
 
ただフィリピンでは、このような政治抗争や有力者たちによる超法規的ふるまいは依然として問題となっています。
 
フィリピンでは権力者がお金にモノを言わせて刑罰を逃れるのは簡単です。
 
ドゥテルテ大統領は現在、フィリピンにおける汚職を払拭すべく取り締まりを強化していますが、完全にクリーンな政界を形成するまでにはまだまだ時間がかかりそうです。