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大分大学がフィリピンへの狂犬病検査ウイルス株導入に成功


日本ではすでに撲滅している狂犬病ですが、フィリピンをはじめ、アジア地域ではまだ多く確認されています。

狂犬病は、感染して一度発症するとその致死率は100%の極めて恐ろしい感染症です。

フィリピンでは毎年200人、世界では実に年間55,000人もの人が亡くなっています。

世界での狂犬病撲滅に向けて、日本でも日々研究が行われています。

 

今回、大分大学の「SATREPSフィリピン狂犬病対策プロジェクト」は、フィリピンに狂犬病検査用ウイルス株を導入することに成功したそう。

狂犬病は、ワクチン接種によって十分なウイルスに対する抗体を持っていれば、予防することができます。

獣医師や動物管理に関わる仕事をしている人たちは、毎年この検査によって免疫があるかどうかを調べることが推奨されていますが、フィリピンではこれができない状態でした。

フィリピン国内に、この「国際標準抗体検査法」を行う狂犬病検査ウイルス株「CVS-11株」がなかったためです。

 

大分大学とフィリピン熱帯医学研究所は、まず今年の4月に国際機関から「CVS-11株」を輸入。

フィリピン熱帯医学研究所の高度生物学的安全レベル検査室内で、増殖を試みました。

しかし、国際獣疫事務局が推奨する方法ではウイルスが増殖せずに終わってしまったのです。

 

これを踏まえ、大分大学のプロジェクトリーダーと准教授がフィリピン熱帯医学研究所に出向き、ウイルス株を増殖させる技術指導を行なったそう。

研究の経験を生かし、狂犬病ウイルスがよく増える細胞を使用することを提案したほか、感染させる方法、培養させる方法も教えました。

また、ウイルスが十分に増えているかどうかを確認するための技術なども指導し、結果として狂犬病抗体検査用ウイルス株をフィリピン熱帯医学研究所へ導入することに成功したとのことです。

 

大分大学の医学部微生物学講座は、日本で唯一、医学部で狂犬病研究を行なっている研究所だそう。

狂犬病ウイルスがどう増殖して病気を起こすのか、ワクチンの効果がどれほどのものなのかなどの研究を長年行なっていて、世界でも屈指の経験と実績を持ちます。

フィリピンではこれからも技術指導を続け、検査が実施できるよう体制を整えていく予定だそうです。

 

フィリピンでの狂犬病検査が少しでもスムーズに行えるようになり、より対策が進むと良いですね!

 

日本からフィリピンへ渡航する際は、狂犬病ワクチンの予防接種を受けていきましょう。

そして、現地では野良犬や野良猫など、動物に絶対に触らないこと。

狂犬病は、犬だけでなく、猫、イタチ、アライグマ、コウモリなどあらゆる哺乳類の動物から感染します。

また、噛まれるだけでなく唾液のついた爪で引っかかれることでも感染することがあります。

たとえ人に飼われているペットでも、狂犬病を持っている可能性があるので、近づかないのが一番です。

 

また、万が一噛まれた場合にはすぐに傷を石鹸と流水で15分以上洗い、イソジンで消毒してください。

そして、咬傷後のワクチン摂取を24時間以内に受ける必要があります。

 

くれぐれも気をつけて、安全なフィリピンの旅を楽しんでくださいね。