メリットが多い!フィリピンへの大学留学
フィリピン留学といえば、普通は英語の語学留学を指します。
英語レベルの比較的低い日本人や韓国人学生が、1週間〜1ヶ月ほどの短期で学ぶのが一般的です。
費用も安くマンツーマンで教えてもらえるのが最大の魅力で、リゾート地で勉強できるという利点もあります。
今回考えたいのは、フィリピンへの大学留学です。
単に英語を勉強するのではなく、何か専門分野を海外で学んでちゃんと学位を取得するということ。
海外の大学へ進学する日本人はたまにいますが、多くは欧米諸国なのではないかと思います。
だけど実はフィリピンの大学へ進学すると、メリットがたくさんあるんです!
■学費が安い
まず第一に、フィリピンは学費が安いです。
語学留学と同様に、大学に進学しても日本より格段に安い費用となっています。
■国立大学
日本:60万円/年
フィリピン:10万円/年
■私立大学
日本:100万円/年
フィリピン:40万円/年
この数字を見ても、その差は歴然。
まるで入学金のような授業料で大学に通えるのです。
経済的な問題で大学に行くのをためらっているなら、いっそフィリピンの大学に行くというのも悪くないアイディアだと思います。
物価が安いため生活費もそれほどかからず、4年間住んだとしても日本で学費を払うよりずっと安いです。
なお、学費の相場はマニラなど首都圏の方が高く、地方へ行くほど安くなる傾向があります。
■日本にはない専門分野が学べる
フィリピンの大学には、日本にはあまりない専門分野の学部があります。
人気なのは開発経済学や貧困など、フィリピンならではのもの。
もちろん、文系、理系、IT、教育、医学などスタンダードなものもあります。
■英語環境に浸れる
フィリピンは教育は基本的にすべて英語で行われていますので、大学の授業ももちろん英語です。
専門分野と英語を一緒に身につけることが出来るのは本当に大きな魅力だと思います。
そして、周りの友達もみんな英語を話します。
生徒の国籍としては、現地フィリピン人のほか、中東系の人々、中国人、アメリカ人、インド人、ヨーロッパ人、東南アジアなど世界各国の人々がいます。
これは日本の普通の大学に行っていれば、なかなか体験できない環境です。
毎日英語を聞いて話して書いて読んで・・とやっていれば、嫌でも英語力は飛躍的にアップするでしょう。
たまに授業ではタガログ語が出る先生もいるようですが、それもまたフィリピンらしくて面白いのではないでしょうか。
英語ができるようになれば、大学卒業後の仕事の選択肢も格段に増えます。
世界中でグローバルに活躍する未来も描けるでしょう。
■異文化交流ができる
上述したように、フィリピンの大学にはさまざまな国から来た学生が在籍しています。
フィリピンの文化はもちろんですが、世界のいろいろな異文化を学べるのもまた魅力の1つです。
日本では身につかない物の見方が出来るようになったり、視野が広がったりと、自分の中の許容範囲が大きくなります。
時にはその違いに戸惑ったりすることもあると思いますが、その全てが自分の財産となります。
■最短3年での卒業も可能
日本の大学は通常4年間通わなければなりませんが、フィリピンでは飛び級制度があり、成績優秀な場合、最短3年間で卒業することが可能です。
早く卒業すれば、早くやりたいことにチャレンジできるようになります。
■イケメン&美女が多い?
フィリピン人にはイケメンや美女が多いって聞いたことありませんか?
エキゾチックなアジア人の美しさとスペイン系の血が混ざった彫りの深い顔立ちを併せ持ったフィリピン人。
それに加えてフィリピン人は陽気で明るくてピュアです。
フィリピンの大学に通えば、周りには優秀かつ容姿端麗な人たちもいっぱいいるかもしれません。
単一民族の日本人にはない魅力があり、時には恋に落ちることもあるでしょう♪
■世界情勢を知ることができる
フィリピンに限ったことではありませんが、海外に住むと日本では見ることのない世界の側面を目の当たりにすることがあります。
フィリピンは貧富の差が激しく、大学に来ているのはみんな富裕層の人たちですが、街へ出ればストリートチルドレンや物乞いを普通に見かけます。
また、近代的なビル群からちょっと離れるだけで、スラム街も点在します。
こういった場面に遭遇することで、世界では今どんなことが起きているのか知るきっかけになったり、将来やりたいことやチャレンジしてみたいことが見つかるかもしれません。
■フィリピンの成長過程を見ることができる
フィリピンは今、経済成長率が6〜7%で推移しています。
いわゆる”バブル期”のような状態です。
人口も1億人を突破し、平均年齢24歳の若い働き手がたくさんいて、外資系企業も続々と参入してきています。
街には次々と新しい高層ビルが建てられており、人々の生活も日々変化しています。
これは経済が低迷傾向にある日本にはない光景で、住んでいれば毎日エキサイティングなエネルギーを感じることが出来るでしょう。
商業施設もどんどん新設されていくので、飽きることがありません。
リアルタイムで変わりゆくフィリピンを目の当たりにすることができます。
■デメリットは?
ここまでフィリピンの大学へ留学するメリットをご紹介しましたが、もちろんデメリットも存在します。
良い面ばかりを見ていると現地で「こんなはずじゃなかった!」となりかねないので、ネガティブな部分も知った上で考えましょう。
■英語力はあることが前提です
当然ですが、「専門分野を」「英語で」学ぶということは、英語力はあることが前提です。
わざわざ英語そのものを学びに行くわけではないので、英語が分からない状態でフィリピンの大学に進学するというのは無理な話でしょう。
もしも今の自分の英語力が足りないと感じるなら、大学を受験する前に語学留学をするべきかもしれません。
また、ギリギリの英語力でなんとか大学に入れたとしても、授業にいきなりついていくのはかなり大変です。
■受け身でいてはダメ
語学学校では先生や他の留学生が話しかけてくれて交友関係が広がるかもしれませんが、大学では雰囲気が全然違います。
みんな自分の学びたいことを真剣に勉強しに来ているので、あまり他人のことなど気にしません。
なので、友達を作りたいと思ったら自分から話しかけるなど積極的に動かないと、孤立してしまうこともあります。
■フィリピンという環境
フィリピンの大学は良い学びの場所ですが、街中はインフラが整っていない、衛生環境が悪い、渋滞がひどいなどなど、日本に比べれば不便な部分がたくさんあります。
住んでいる部屋に虫が大量発生することだってあるかもしれません。
フィリピンの食べ物が合うかどうかも分かりません。
そんな中でも、自分のやりたいことに集中して頑張れるかどうかは、案外重要なポイントです。
環境や風土が合わずに留学を諦める日本人もいます。
■メリットが多いフィリピンの大学留学
フィリピンの大学留学は、上記のようなデメリットもありますが、総じてメリットが非常に大きいのではないかと思います。
日本の大学には学びたい分野がない、学費が高くて払えない、英語環境で暮らしたい、海外で生活してみたい、将来はグローバルな職に就きたい・・そんな思いがあるなら、ぜひフィリピンの大学留学を検討してみてください。
普通の日本人には出来ないレアな体験がたくさん出来て、確実に人生が豊かになり、成長できると思います。