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ドゥテルテ大統領が背中の痛みで「饗宴の儀」欠席


今月22日は「天皇即位の日」で日本は祝日になりましたね。

「即位礼正殿の儀」は世界でも注目されており、その様子が海外でも中継されていました。

 

この儀式に関連してフィリピンのドゥテルテ大統領も来日していましたが、フィリピンメディアのラップラーによれば、彼は今回背中の痛みを訴えて急きょ帰国を早めたそう。

 

10月16日の夜、ドゥテルテ大統領はマニラの大統領警護隊の敷地内でバイクを運転中にバランスを崩して転倒し、骨盤近くの脊柱に痛みを受けていました。

ひじとひざに擦り傷とあざが出来た程度で大事には至っておらず、当時は大丈夫だとコメントしていたドゥテルテ大統領ですが、やはり74歳という年齢もあってか、後になって不調が生じてきたようです。

 

日本では天皇皇后陛下や阿部首相などとともに「饗宴の儀」に出席する予定でしたが、すでに22日に日本を発ち、欠席することになっています。

即位礼正殿の儀に参列した際には杖をついていたということです。

「饗宴の儀」には、ドゥテルテ大統領の代わりに、長女でミンダナオ島ダバオ市の市長でもあるサラ・ドゥテルテ氏が出席しました。

また、ドゥテルテ大統領はフィリピンへ帰国後に神経科医の診察を受ける予定とのこと。

パネロ大統領報道官はこの件に関して「大統領の健康に心配はない」と話しています。

 

ドゥテルテ大統領はこの事故の10日前にも、自身が難病の「重症筋無力症」を患っていることを公表したばかり。

ファンの多い大統領だけに、彼の健康を心配する声も多いようです。

若い頃は「フィリピンのダーティーハリー」の異名を持つほどの名ライダーだったドゥテルテ大統領。

ダバオ市長を務めていた時代には、大型バイクに乗って自ら市内のパトロールを行なっていました。

今回の事故に関しては、「バイクに乗るなら、一生に一度や二度は事故を経験するだろう。バイク好きは皆、私のように事故を起こすものだ」と話しています。

過去にも別のバイク事故を起こしたことがあり、脊髄を痛めて協力鎮痛剤であるフェンタニルを使用していたこともあるそう。

歳をとってもいろいろな意味でやんちゃを続けるドゥテルテ大統領ですが、まだ3年弱残る任期をぜひ元気に務めて欲しいものですね。