資生堂フィリピンの販売店が事業開始
フィリピンでも日本の化粧品はいろいろ販売されていますが、中でも人気なのはやっぱり資生堂。
確固たるブランド力と知名度で、フィリピンでも一線を画しているメーカーです。
資生堂はこれまでは現地の代理店を通して商品を販売していましたが、今回新たに自社で直販することを決め、その販売会社が今月26日に事業を開始しました。
販売会社の名前は「Shiseido Philippines Corpotration(資生堂フィリピン)」で、シンガポールに本拠地を置く販売代理店LUXASIA(ルクスアジア)、そして資生堂の100%出資子会社である資生堂アジアパシフィックとの共同出資で設立されています。
出資比率は過半数が資生堂アジアパシフィックです。
自社販売にすることにより、これまでよりもさらにブランド力を高めるマーケティングが出来るようになると、資生堂フィリピンの中田幸治社長は語ります。
直販の販売店では、「SHISEIDO」「NARS」「Laura Mercier」などの高級ラインのほか、「専科(SENKA)」などの比較的リーズナブルな価格帯のスキンケアブランドを取り扱います。
「専科」は日本のドラッグストアなどでもよく見かけるので、使ったことのある人も多いかもしれませんね。
人気の洗顔フォームは1つ300ペソ(約600円)だそう。
日本で買うより若干高いくらいですね。
おそらくターゲットはフィリピン人の富裕層になるのでしょう。
東南アジアを旅行してみるとわかりますが、資生堂に限らず日本の化粧品ブランドというのは非常に人気で、ちょっとした憧れの的になっています。
中でもフィリピンは美白に興味を持っている女性が大変多く、美白ラインは特に売れ筋です。
また、資生堂フィリピンの中田社長によれば、フィリピン人は他の東南アジア諸国と比べてスキンケアよりもメーキャップ商品に興味のある人が多いそう。
資生堂の口紅なんかは1本3,000円〜4,000円しますが、だんだんと豊かになってきている富裕層のフィリピン人には需要があるようです。
日本のブランドがより認知され、売れるようになれば、日本とフィリピンの関係もより良くなっていきそうですね。
また、フィリピンへ渡航した際に資生堂の化粧品が気軽に買えるのは安心で嬉しいのではないでしょうか。