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ドゥテルテ大統領、外国人の政治的発言・活動は禁止


2016年にフィリピンの大統領となったロドリゴ・ドゥテルテ氏。
彼の大胆かつ時に横暴な政策は、良くも悪くも世界中の人々の話題になっています。
特に最近では、自分の政権に対して批判的な人たちを徹底的に排除する姿勢を露わにしており、ファシズムの再興では?という声も聞かれます。
今年4月、71歳のオーストラリア人修道女が、フィリピンの入管当局に拘束されました。
彼女は過去27年間にわたってフィリピンで宣教師として活動してきたとのこと。
1990年代から農民の人権保護や農地改革を訴える活動に携わっていましたが、ドゥテルテ大統領はこれを政府批判だと捉えたようで、自分の指示で拘束したことを認めています。
ドゥテルテ大統領はこの件に関して「外国人にはフィリピン国内で政治的な発言や活動ができる自由はない」とコメントし、さらに、フィリピンに滞在できるかできないかは自分が決めると強調しました。
オーストラリア人修道女は、拘束された日のうちに解放されましたが、ドゥテルテ大統領が政権を握る以前は、特に何の問題もなく活動してきたとのことです。
また、外務長官も「外国人は、反対や称賛するような政治活動はできない」と主張しており、ドゥテルテ政権にとって都合の悪い人物は一切拒否・排除することを明らかにしています。
ドゥテルテ大統領の政策の中で最も印象的なのは、違法薬物用機者抹殺でしょう。
麻薬犯罪が減ったのは事実ですが、多くの罪のない人の命も奪ってしまっていることが、世界中から批判の対象になっています。
国際刑事裁判所もこの政策を「人権侵害」の恐れがあると訴え、捜査を進める予定でしたが、ドゥテルテ大統領は入国を拒否し、国外退去させました。
もしも外国人の政治活動すべてが禁止となると、国際的NGOなどの活動も政府批判にあたる可能性があり、自分にとって都合の良いNGOだけを受け入れることになります。
また、フィリピンの難民が他の国で窮状を訴えることも、ドゥテルテ大統領にとっては政治活動として見られているようです。
彼らはフィリピンに入国もできなければ、訴えを続けることもできません。
ドゥテルテ大統領のこの政策は、アメリカのトランプ大統領と似ているという声も多数聞かれます。
自分に都合の良いものだけを受け入れ、悪いものは排除するというやり方で、果たして国を平和にすることはできるのでしょうか?
ただ、これだけ極端な政策であっても、ドゥテルテ大統領の国内での支持率は依然として高い数字をキープしています。
去年12月の時点で82%で、日本の政権の支持率(現在38%)と比較すれば相当高いものです。
多少やり方は乱暴でも、これまでの政権時代に比べれば、フィリピン人の生活は改善していっているのかもしれません。