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「特定技能」を持つフィリピン人が日本経済を救う?


今日本は深刻な労働力不足に直面しています。

正社員はもちろんのこと、パートやアルバイトの要員も足りておらず、小売店も飲食店もメーカーも常に人材募集をかけていますが、なかなか人は集まらないようです。

日本は平均年齢が高齢化しているだけでなく、人口自体が減ってきているので、働き手がいないのは仕方ないことですが、このままでは経済が回らなくなっていきます。

そこで注目されているのが、外国人の労働者です。

スーパーでもホテルでもコンビニでもファミレスでも、外国人の従業員を日々見かけるようになりました。

今や彼らなしでは、日本の会社は成り立たない状態になりつつあるのです。

 

■在留資格「特定技能」

日本政府はさらに積極的に外国人労働者を受け入れるべく、2018年12月に新たな在留資格である「特定技能」を新設しました。

これにより、「出入国管理および難民認定方および法務省設置法の一部を改正する法律」が可決・成立し、「特定技能」を持つ外国人人材の受け入れが可能になりました。

以下の分野で即戦力となる外国人に在留資格を与え、日本で働くことを許可します。

在留できる期間は、最大で5年間です。

■介護

■ビルクリーニング

■素形材産業

■産業機械製造業

■電気・電子情報関連産業

■建設

■造船・舶用工業

■自動車整備

■航空

■宿泊

■農業

■漁業

■飲食料品製造業

■外食業

「特定技能」を取得するためには、上記の分野に関する技能水準を満たすほか、ものによっては日本語能力の確認も必要な場合があります。

 

■受け入れ側の基準もある

日本で働きたい外国人は一定の能力水準を満たす必要がありますが、日本の受け入れ機関にも、一定の基準が設定されています。

■日本人と同等以上の報酬を払うなど、雇用契約を適切にすること

■労働法令違反をしていないこと

■外国人労働者を支援する体制があること

などです。

外国人であっても、賃金を低くしたり、労働条件を悪くしたりすることはできません。

これらが守れない場合は、外国人労働者を雇用できなくなります。

 

■フィリピン人の受け入れが推奨される

「特定技能」を持つ外国人を積極的に採用する動きの中で、特に注目されているのがフィリピン人です。

日本人にとって、フィリピン人はいろいろな面で雇用しやすい条件が整っています。

■豊富な人口と若い平均年齢

日本とは真逆に、フィリピンは今人口が爆発的に増加しています。

しかも、人口の平均年齢は23歳と若く、いわゆる人口ボーナス期に入っており、それが2062年まで続くと予想されているのです。

国の経済を支えていくのに不可欠な若い労働力がフィリピンには豊富にあるため、日本が直面している人材不足をフィリピン人が補ってくれるのではないかと期待されています。

■海外で働くことに抵抗がないフィリピン人

労働人口が豊富なことに加え、フィリピン人は海外で働くことに抵抗がありません。

なぜなら、もともとこの国は”出稼ぎ大国”。

自国を出て外国で働き、家族に送金すると言うOFW(Oversea Filipino Workers)が1,000万人もいます。

現在順調に推移しているフィリピン経済を支えているのもOFWと言われており、フィリピン人にとっても海外で働くことはメリットが大きいのです。

また、日本は人気の出稼ぎ先の1つだそうです。

■親日家が多いフィリピン人

フィリピンと日本は現在非常に良好な関係にあります。

フィリピン人にも、日本や日本人が好きという親日家がとても多いです。

そのため、日本で働きたいと考えるフィリピン人もたくさんいて、採用しやすい状況にあります。

■ホスピタリティの高いフィリピン人

フィリピン人の国民性もまた、日本で働くことに適していると言われています。

彼らは家族を大事にする文化があるからか、非常にホスピタリティの高い人種で、困っている人を助けたい、人に喜んでもらいたい、という気持ちが強いです。

ですので、日本でも介護やサービス業などで活躍しやすいのです。

実際、介護施設などで働くフィリピン人スタッフは非常に世話好きで、笑顔も絶やさないので、利用者にも人気なのだそう。

 

■課題は語学力か

上記のような理由から、日本で働くフィリピン人は今後増えていくことが予想されます。

問題点があるとすれば、フィリピン人は他のアジア諸国と比べて日本語能力が低いという点でしょう。

教えている教育機関も少ないのです。

「特定技能」の中には、日本語能力を一定以上求められるものもあり、それに合格できないと希望の分野では働けません。

せっかく専門的な知識や技術があっても、言語がネックになって日本での就労を諦めているフィリピン人も多数いるのです。

日本語学校はあっても、ほとんどの家庭は貧しく授業料が払えません。

ただ、彼らの強みは英語力が高いことです。

英語留学先としても人気が高いくらいなので、彼らの国際コミュニケーション力は非常に強い武器となっています。

欧米や中東などへ出稼ぎに行っても、言葉の壁はほとんどない状態で働けます。

逆に、日本人の英語力は世界的に見てかなり低い位置にあります。

相手が日本語ができない場合、仕事の指導も英語で行わなければならない時もあると思いますが、それがスムーズに出来ないと一緒に働くのは難しくなってくるでしょう。

私たちが英語力を上げる、あるいは彼らの日本語学習を支援するなど、双方の問題の妥協点を見つけて、日本人にとってもフィリピン人にとっても働きやすい環境を作っていくのが理想ですね。

いずれにしても、これから日本にとってフィリピン人の存在がより重要になっていくことは間違いありません。

ありがたいことに、日本で働きたいフィリピン人はとても多いので、どれだけ受け入れ体制を整えていくかが日本の課題とも言えます。

もしかすると、今の日本の経済難を救ってくれるのは彼らかもしれないのです。