フィリピン人と上手く付き合っていくためのコツ
フィリピンは日本と同じアジアの国ですが、その文化や国民性は全くと言って良いほど違います。
海外に出たことのない人がいきなりフィリピンへ行くと、フィリピン人と日本人との違いに大きなカルチャーショックを受けることでしょう。
時間に遅れるのは当たり前、働かない、約束を守らない・・など、一瞬非常識とも思える面を持っているので、がっかりしてしまう人も多いです。
だけど、それはフィリピンの文化であり、決して”悪いこと”ではないんですね。
フィリピン人と一緒にいれば、日本ではありえないような行動や言動に日々驚きの連続です(笑)
その内容は様々で、細かいところまで言うとキリがないのですが、今回はフィリピン人と少しでも仲良く過ごすにはどうすべきか?についてご紹介したいと思います。
せっかくなら楽しく過ごしたいですもんね!
<1. 寛容になろう!>
日本人ってすごくしっかりした人種です。
時間も約束も基本的にはしっかり守るし、列には綺麗に並んで順番を待つし、お金の管理も上手な人が多い。
だけど、フィリピンではこれが全部、逆と思ってください。
遅刻は当たり前、列は我先にと割り込み、お金はすぐなくなって人に借りて返さない。
こんなことが、日常的にあるんです。
でも、これにいちいち腹を立てていたら、フィリピンでは暮らしていけません。
「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、フィリピンではそういう文化なんだ、と思って寛容になりましょう。
暮らしているうちに慣れてきます(笑)
そして、自分にも「そんなに真面目にならなくていいよ」と優しくしてあげればいいのです。
<2. 傲慢にならないこと!>
フィリピン人にとって日本人は、超お金持ちです。
それもそのはず、フィリピン人のお給料は日本人の5分の1以下なんですから。
物価も人件費も安い国なのです。
しかし、これを理由に、なんとなくフィリピン人を見下してしまう日本人がとても多い。
そういう人は、自分が上に立ったような錯覚に陥り、日本にいる時よりも横柄な態度をとってしまいがち。
そしてそれはフィリピン人にも伝わるので、結果的に嫌われちゃうんですよね。
私たちの所得が彼らよりも高いのは事実です。
でも、だからといって彼らより優れているわけでもないし、人間的に上なわけでもありません。
相手に対する尊敬を欠かさず、謙虚に接することは、フィリピンでも大事なことなのです。
<3. プライドを傷つけない!>
フィリピン人は、とってもプライドが高いです。
どのくらい高いかと言うと、道を聞いた時にたとえ知らなくても「知ってる」と言ってデタラメを教えてくれたりします・・(笑)
「知らない」と言いたくないのです。
また、人前で叱られたり注意されたりするのを、最も嫌います。
バカにされたと感じた場合、逆上してひどい復讐を働くことも珍しくありません。
嫉妬や憎悪を買うと、最悪の場合、刺されたり打たれたりして殺される人もいます。
どんなに相手に腹がたっても、言いたいことがある時は個人的に呼んで冷静に話すようにしましょう。
■お互いに理解し合おうという気持ちが大事!
日本人が協調性を重んじるのに対し、フィリピン人は自己愛を重んじています。
この根底の違いが、大きな文化の違いを生み出しているのです。
彼らに変われというのは無理な話で、フィリピンに滞在するならば、ある程度合わせる必要があると思います。
また、ネガティブな面ばかり書いてしまいましたが、明るくて陽気、歌やダンスが上手い、楽観的、素直、などなどフィリピン人は良い面もたくさん持っています。
フィリピン人にとって日本人がムカつく場面もきっとあることでしょう。
お互いが歩み寄って、理解し合おうという姿勢が大事ではないかと思います。