フィリピンの隠れた穴場!マカティの観光スポット
フィリピンの観光スポットといえば、まずセブを思い浮かべると思います。
最近はボラカイ島やパラワン島などの「秘境」と呼ばれる島々も、日本人に知られるようになりました。
エメラルドグリーンの海、どこまでも続く白い砂浜、貴重な野生動物たちの住む熱帯雨林・・・
フィリピンには、熱帯の国だからこそ味わえる大自然があります。
一方で首都マニラに関しては、ひどい交通渋滞、貧富の差、高い犯罪率・・・などといった混沌のイメージが強いかもしれません。
たしかにマニラでは、高層ビルの立ち並ぶビジネス街とストリートチルドレンの住むスラム街が混在していて、まさにカオスといった表現がぴったりです。
しかし実はマニラにも、あまり知られていない見どころがいろいろあります。
今回は、マニラの中でも特に経済中心都市として発展しているマカティの隠れた観光スポットをご紹介しましょう。
マカティは、単なるビジネス街ではありません。
<グリーンベルトチャペル>
貝殻のような、モダンな白い屋根が特徴の教会です。
フィリピン人は国民の80%がカトリックであるため、教会はそこかしこにあります。
この教会は、グリーンベルトという高級ショッピングモールの中庭にあります。
周辺は花々や緑、小川などが整備されており、綺麗な庭園になっています。
他の教会は重厚感のある荘厳なデザインが多いのに対し、この教会は近代的で洗練された印象を与えます。
ショッピングのついでにぜひ寄ってみてください。
ちなみに「グリーンベルト」自体も大変洗練されていて治安もよく、日本人が安心して楽しめるモールとなっています。
<アヤラ博物館>
こちらもグリーンベルトのショッピングモールと接続しており、アクセスはとても便利です。
「アヤラ」はフィリピンでは知らない人はいない、財閥の一族です。
フィリピンの風景を立体模型にした展示が常設されているほか、さまざまなイベントも開催されています。
写真展やモダンアートなども展示されており、アート好きならぜひ訪れて欲しい場所です。
フィリピンの歴史の名場面を精巧なミニチュアで表現しているジオラマ展示は、一見の価値ありです。
その他、フィリピンの貿易中継地点だった中国の陶磁器や、近代絵画なども展示されています。
日本語での案内もあり、歴史に興味がある人にも楽しいスポットです。
入場料は大人425ペソ(約900円)、学生300ペソ(約630円)。
<アヤラ・トライアングル・ガーデン>
マカティのど真ん中、高層ビル群の合間にある大きな公園です。
名前の通り、三角形をしています。
美しい緑あふれる空間は、ちょっと歩くだけでも癒される都心のオアシスです。
入り口にガードマンがいるので、治安も◎
芝生なので子供連れでも遊びやすいと思います。
ここでジョギングする人もよく見かけます。
公園内にはファストフードやダイニングキッチン、日本食レストランなどが揃っており、こちらで腹ごしらえもできちゃいます。
トイレやコンビニ、カフェ、無料Wi-Fiなどもあり便利です。
11月中旬からはイルミネーションのイベントがあり、観光客だけでなく地元のフィリピン人にも人気です。
このイルミネーションは、”世界で最も美しいイルミネーション”とも言われています。
冬休みに行けば、南国でクリスマス気分を味わえますね♪
<リトル東京>
マニラには和食レストランがいろんなところにありますが、こちらは密集した場所となっています。
マカティで日本食が恋しくなったら、ここに来れば間違いありません。
和食レストランがたくさん並びます。
焼肉、寿司、カレー、刺身、お好み焼き、定食、おでん、ちゃんこ鍋、ラーメン、居酒屋などなど、何でもあります。
しかも、どのお店も現地在住の日本人リピーターがかなりいて、味もお墨付きです。
混んでいて入れないこともあるので、お目当てのお店があったら予約してから行くことをおすすめします。
わざわざフィリピンで和食?と思う人もいるかもしれませんが、フィリピン料理ってけっこう好き嫌いが分かれるんですよね。
フィリピンの日本食は世界的に見てもかなりレベルが高いので、もし入りたいお店が見つからない!って時はリトル東京へ行ってみましょう。
値段も比較的リーズナブルです。
<サルセド・サタデーマーケット>
屋台や加工品、野菜、肉、魚などの生鮮食品、作りたての料理などいろんな食品が並ぶマーケットです。
マカティ市内にあるサルセドパークという公園で、土曜日の朝に開かれています。
フィリピン料理はもちろん、イタリアンやスイーツなども充実しており、食べ歩くのが楽しいです。
所得の低いフィリピン人が利用している超ローカルな屋台よりは、少しクオリティも値段も高いマーケットとなっています。
それでも、各国の料理がリーズナブルな価格で食べられますし、種類も多いので見ているだけでもワクワクしますよ。
ガチのローカル屋台はちょっと勇気がいるけど、屋台は観光気分で試してみたい、という方におすすめです。
お客さんもフィリピン人というより、近所に住んでいる外国人の駐在員や富裕層が多めです。
<ブルゴス通り>
せっかくフィリピンに来たんだし、夜遊びも楽しんでみたいなぁ!という方は歓楽街ブルゴス通りへどうぞ。
ここはたくさんのレストラン、カフェ、バーが並んでいますが、夜はマニラ最大のゴーゴーバーエリアとなります。
ゴーゴーバーは別名ビキニバーとも呼ばれており、いわゆる”お持ち帰り”ができちゃうバーのこと。
いろんなタイプのお店があり、女の子のタイプもお店によって違うので、観光気分で覗いてみてから入店するところを決めるのが良いでしょう。
ちょっと様子を見るだけなら、無料で入店できます。
はっきり言って治安はあまり良いとは言えませんが、他の歓楽街に比べると安全で優良店が多く、スタッフも親切です。
フィリピンでの思い出作りに一度遊びに行ってみるのも良いと思います。
路上にはマッサージを勧めてくるお姉ちゃんがいたり、客引きとたくさん遭遇することになりますが、大抵は詐欺かぼったくりなので相手にしないほうが良いです。
できれば現地に精通した人と一緒に行くのが良いでしょう。
ちなみにブルゴス通りにはKTV(フィリピンのキャバクラ)はありません。
KTVへ行きたいのなら、タクシーでブルゴス通りから南に1.6キロほど離れたエリアに連れていってもらいましょう。
いかがでしょうか?
経済中心地でビジネス街というイメージの強いマカティですが、実は見どころがたくさんあることがわかったと思います。
観光はもちろんのこと、近年増えている日本からの移住者も、比較的安全で便利でエンタメもあることからマカティを選ぶ人が大変多いです。
物価は他の地方都市に比べれば多少高いですが、それでも日本に暮らすコストを考えればずいぶん贅沢で快適な生活ができます。
今回紹介した以外にも、教会やカフェ、映画館など楽しく過ごせる穴場スポットがいろいろです。
大自然よりもシティで遊びたい派の方や、すでにセブなどのリゾートで遊んだことのある方、そしてショッピングが大好きな人は、ぜひマニラのマカティで過ごしてみてください。
きっとマニラが大好きになるはずです!