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フィリピン起業での上手な人の雇い方と注意点


急速なスピードで経済成長を続けるフィリピン。

すっかり成長が止まってしまった日本ではなく、新興国であるこの地で新しくビジネスを始めたいと考えている日本人は多いです。

フィリピンは現在人口も爆発的に増え人材は余っている状態ですし、まだまだ発展途上であるため、人々が欲しているもの・ニーズは多岐に渡ります。

ビジネスチャンスが非常に大きいことは間違いありません。

 

しかし、同じアジアといえど文化や慣習は日本とはかなり異なっています。

フィリピンでビジネスを展開しようと思ったら、フィリピン人の国民性や文化を理解することは不可欠です。

 

ましてや会社を興して現地の人々を雇うとなれば、人材選びにも慎重にならなくてはなりませんし、自分の目指す会社の風土やルールを最初から理解してもらう必要があるでしょう。

 

フィリピン人の特性を知った上で、どうすれば雇用側と従業員の双方が気持ちよく仕事をして、良い会社を作ることができるのでしょうか。

 

<フィリピン人の家族の考え方>

フィリピン人と接していて一番強く感じることは、彼らがものすごく家族を大切にするということです。

仕事と家族ならもう圧倒的に家族の方が大事で、家族のイベントに参加することはもはや義務です。

キリスト教徒である彼らにとってクリスマスは家族と過ごすための最重要イベントですし、誕生日や里帰りなど、いつでも家族が軸になって生活を送っています。

むしろ家族を大切にしていない人は非常識人です。

フィリピンでは海外出稼ぎ労働が盛んですが、海外で稼いだお金もすべて家族へ送金します。

また、ほとんどが大家族で、下の世代が親を支えるのが一般的。

子供はみんな結婚する前から働き、貧しくても兄弟、姉妹みんなが一生懸命稼ぎ、支え合って生きているのです。

核家族が多く、大学を卒業したら独り立ちする日本の文化とはまったく違います。

まずはこのことを大前提として知っておくべきでしょう。

 

<会社も従業員の家族を大切にする>

このようにフィリピン人にとって家族は何よりも大事で優先される存在であるため、会社も一緒に従業員の家族を大事にしてあげると喜ばれます。

具体的には家族のイベントには快く休めるように配慮してあげたり、家族に何かトラブルがあった時にはお金を貸してあげる制度を作ったりなどです。

フィリピン人にはあまり貯金の習慣がないため、家のものが壊れたり、家族の誰かが病気になったりした時はお金に困ってしまいます。

また、会社内もみんなが1つの家族、というスタンスで社風を作ると離職率も減ります。

従業員の誕生日にはピザをとってパーティをしたり、時にはバーベキューなどを開催して絆を深めましょう。

そして一大行事であるクリスマスには、会社内でもパーティをします。

その際、従業員の家族も呼べるようにすると喜ばれます。

 

<叱るのではなく歩み寄る>

フィリピン人はプライドが高く人前で叱られるのを嫌う、というのは聞いたことがあるかもしれません。

これはフィリピンに限らず、経営者としてあまり好ましい行為とは言えないのではないでしょうか。

誰だって、人前で叱られて良い気持ちになることはありません。

また、叱るのではなく歩み寄るという姿勢が大切です。

日本人と違って人から叱責されることに慣れていないフィリピン人は、注意されるだけで凹んでしまい、仕事へのモチベーションが下がってしまうこともあります。

何か気になることがあったら、二人で話せる場所で、落ち着いて話し合いましょう。

決して感情的になって喧嘩してはいけません。

そして、相手が一方的に悪いというスタンスではなく、どうすれば一緒に現状を良くしていけるか?という姿勢で話し合おうとすれば分かってくれます。

 

<「フィリピーノ・タイム」は治る?>

フィリピン人と言えば、時間に遅れてくるのは当たり前と思っていませんか?

「フィリピーノ・タイム」という言葉があるくらい、フィリピン人はまず約束の時間には来ないと言われています。

確かにそういう国民性を持っていることは事実ですし、日本人と比べると悪びれた様子もないので、当然のように遅刻するのを見ているとイライラしてしまうかもしれません。

しかし、仕事に関して言えば、最初にしっかり遅刻はしないで欲しいと伝えることで、遅刻癖を改善することができます。

事実、コールセンターなど日系や外資などの会社で働くフィリピン人は、ちゃんとオンタイムに出勤しています。

それに、時間給で働く人々は遅刻すればその分お給料も減ってしまいます。

遅刻を当たり前化しないようにするためには、

・初めから時間厳守の会社であることを伝えておく

・遅刻した場合のルールを決めて伝えておく

・日系の会社では、遅刻は文化ではないことを理解してもらう

・雇用契約書など紙にルールを明記してサインしてもらう

などの対策が有効です。

フィリピン人には遅刻が悪いことという認識を持っていない人も多いので、最初からそれを覆してあげる必要があります。

フィリピン人はプライドは確かに高いですが、非常に素直でもあるため、話せば聞いてくれるのです。

この際、採用時に言っておくことが鍵です。

全員が定時に出勤する文化を最初から根付かせることが重要なのです。

また、フィリピンは書類社会であるため、紙に書いて残しておくことには大変効果があります。

 

<英語だけでなくフィリピン語も覚える>

フィリピンでは英語が公用語であるため、一般的な教育を受けた人たちはほとんど英語が話せます。

そのため、フィリピンでビジネスをやるには英語があれば大丈夫!と思っているかもしれません。

しかし、彼らの母国語はあくまでもタガログ語などの現地語で、英語は第二言語として使われています。

フィリピン人にとって英語は、職場や外の社会で使う言語として認識されているのです。

家族間やフィリピン人の知人同士で話すときはたいていフィリピン語です。

つまり、フィリピン語で話すときは家族や親近者と話しているような感覚になり、英語を話す時の”仕事で使っている言語”という壁が消えるのです。

会社に家族のような一体感を持たせるためには、言語を変えることも非常に効果的と言えます。

可能であれば経営する日本人側もフィリピン語を習得する努力をしてみましょう。

そして、勤務中の少しの時間でも良いので、フィリピン語を話す時間を作ると良いかもしれません。

彼らも英語ではなかなか話さないことをフィリピン語なら話してくれたりすることもありますし、自分の雇い主が自分の母国語を覚えようとしてくれるのは単純に嬉しいものです。

また逆に、彼らに日本語を少しずつ教えてあげることも距離を縮める方法の1つです。

 

<何よりも、愛情を持って接すること!>

相手がフィリピン人だろうと日本人だろうと、結局大事なのは愛情を持って接することです。

言葉の壁はあっても同じ人間であり、コミュニケーションをしっかり取って信頼関係を構築すれば、お互いに働きやすい環境を作ることは難しくありません。

フィリピン人は大変感受性が高いため、こちらがどんな感情で物を言っているかもすぐに伝わります。

何か問題があった際には、注意したい気持ちを我慢するのではなく、伝え方を考えて冷静に優しく、1つ1つのことを丁寧に伝えるようにしてみてください。

あなたを大切にしていますよ、という気持ちを持っていれば、相手にも必ず伝わって良い社風を作り出すことができるでしょう。