フィリピーナが日本人と結婚する目的は本当にお金なのか?
■フィリピーナと結婚したい方へ
フィリピンの女性と日本人男性、そう聞くとあまり良いイメージを持たない人が多いかもしれません。
フィリピン人女性に騙されて結婚させられ家も財産も奪われただとか、本気で交際していたと思ったら実は子供がいただとか、何人も日本人の”パパ”が居ただとか、あまり良い噂を聞かないのは事実です。
もしかすると、今フィリピーナと付き合っているけど結婚するかどうか悩んでいる、という人もいるかもしれませんね。
そういう人にこそ一度、フィリピン人女性が日本人男性と結婚する目的を知って欲しいと思います。
もちろん、フィリピン人女性全員に当てはまることではありません。
しかし「自分は絶対に大丈夫」と思い込むのは早計。
決断する前にまず、フィリピンと日本の落差やこれまでの関係性、そしてフィリピン社会の常識について学んでおいて損はないでしょう。
<日本人とフィリピーナの歴史>
日本とフィリピンとのこういった関係が生まれたのは、1960年代のこと。
貧しい国であったフィリピンから、憧れの先進国である日本へ出稼ぎしたいフィリピーナは大勢いました。
しかし、観光ビザがなかなか取得できないため、当時は「興行ビザ」と呼ばれる”エンターテイナー向け”の6ヶ月ビザで日本へ入国していたのです。
「エンターテイナー」と聞くと歌やダンスなどの芸術的な目的を思い浮かべるかもしれませんが、実際に彼女たちがやっていたのは飲食店で日本人客とおしゃべりしたりカラオケしたりすること。
つまり、フィリピンパブでの仕事でした。
フィリピンから日本へフィリピーナたちを派遣するマネージメント組織もあり、飛行機代や生活費を立て替えていましたが、彼女たちが働いて稼いだ給料の多くはこの返済に充てられ、あるいは搾取され、実際に受け取っていたのはわずかな金額だったと言います。
また、中には騙されて売春させられたり、給料をちょろまかさせれたりといったトラブルも多々あったそうです。
それでも、フィリピンで働くよりはよっぽどマシな給料だったため、日本で出稼ぎ出来るのは幸運なことだったのです。
フィリピーナはこのようにして、母国フィリピンにいる家族に、生活費や養育費、子供の学費などを送金していました。
しかし、2006年になって日本は「興行ビザ」を廃止することになります。
理由は、騙されたと訴えるフィリピーナが増え、”日本は人身売買している”という噂が立ったためです。
これにより、日本へ出稼ぎに来られるフィリピーナは激減しました。
また、「もう日本に来られないのは困る!」と感じたフィリピーナが興行ビザで入国したまま期限を過ぎてもフィリピンへ帰らず、不法滞在で摘発されたケースも多くありました。
<フィリピンは学歴重視の封建社会>
上記のようなフィリピーナたちが”エンターテイナー”として日本に出稼ぎに来る理由は1つ。
他に就ける職業がないからです。
フィリピンでは大学を卒業していないと就けない職がほとんどです。
製造業やサービス業などでは、貧困層の女性は受け入れてもらえません。
そのため、たとえ給料が安くてもいわゆる夜の仕事に就くほかないのです。
海外で就労する際も同様で、日本での仕事も選択肢はほとんどなく、容姿を生かしたショービジネスや風俗などで稼ぐしかありません。
ですので、もしもフィリピンパブで知り合った女の子と付き合うことになったなら、学歴はほとんどなく日本の一般社会とはかけ離れた世界で生きていることを認識しておくべきでしょう。
フィリピンは英語公用国ではありますが、貧困層は十分な教育を受けられていないため、あまり話せません。
もちろん、日本語もわからないことがほとんどで、コミュニケーションや意思疎通すら難しいこともあります。
それでも愛情があるからなのか、結婚できてしまうのは驚きです。
ちなみに今でもフィリピンから多くの女性が日本へ出稼ぎにやって来ていますが、現在は家政婦や介護福祉士、看護師などのフィールドでも少しずつ活躍できるようになってきています。
<日本人男性と結婚したいフィリピーナ>
フィリピンパブで働く容姿端麗なフィリピーナに惹かれる日本人男性は大勢います。
圧倒的に中高年男性が多く、まったく恋愛や結婚と無縁だったタイプや、すでに妻子があるのに若くて可愛い子と遊びたいタイプなど、さまざまです。
いずれにしても、フィリピーナたちの目的はほとんどがお金。
なぜなら日本へ出稼ぎに来ているフィリピーナは例外なく貧しく、フィリピンにいる家族のために働いているからです。
生活水準や経済状況がまるで違う日本人は、彼女たちにとってはかなりのお金持ち。
そんな日本人と結婚すれば、実家にいる家族を養うだけのお金は簡単に手に入ると考えるのです。
そのため、日本人と結婚して日本に滞在できるビザを入手することは、フィリピーナにとって最高の条件となります。
「出稼ぎ結婚」とも称される形態ですね。
日本人の平均的な収入は一般的なフィリピン人の10倍近くにもなりますので、当然といえば当然です。
一方で日本人男性側は、若くて可愛いフィリピーナと結婚できる!あるいは内縁の関係になれる!といった状況に浮かれてしまうようです。
少しくらいのお小遣いならあげてもいい、そう考えて結婚に踏み切るんですね。
<フィリピンの家族を養う日本人男性>
そうした流れで見事日本人男性と結婚できたフィリピーナはまず、フィリピンにいる家族に一定の金額を毎月送金することを約束させるそう。
めでたく「夫」となったのだから「妻」の家族を養うのは当然、というフィリピン特有の考え方です。
さらに、家族が病気になったり家のものが壊れたりした際には、余分に要求します。
そして自分が日本で稼いだ給料も、すべて家族に送金するのが普通だそうです。
日本人男性側は、妻となったフィリピーナとその家族のために、一生貢ぐことになるわけです・・・。
ちなみに、なんらかの理由で婚姻関係が結べず、フィリピーナがフィリピンへ帰国してしまってもなお、送金を続ける日本人男性は大勢います。
法律上の関係は結べていなくとも、「送金したい」と思わせるだけの魅力が、彼女たちにはあるようですね。
<実は既婚者で子供も・・・>
フィリピーナと結婚し送金地獄に落ちても、可愛い「妻」がいるのだから幸せだ、そう思える状況ならまだマシかもしれません。
しかし実は、フィリピーナにはすでにフィリピン人の夫や子供がいた、というケースが多々あります。
つまり、日本人男性とは「重婚」になってしまうわけです。
そのことを日本人男性には隠して、「独身」を装っていることがあります。
フィリピンは世界でも唯一の離婚できない国。
ですので、日本人と結婚したいフィリピーナは既婚であることを秘密にするのです。
何も知らない日本人男性は、自分の交際相手のフィリピーナは独身だと思い込みます。
フタを開けてみたらすでに配偶者も子供もいて、その分の養育費や生活費まで払わされていた!いうケースも全く珍しくありません。
ちなみにフィリピンでは結婚は早く、20代30代の女性はほぼ結婚していると思って良いでしょう。
独身だと言われても、簡単に信じないことです。
<法制度には詳しいフィリピーナ>
とにかくお金が欲しい、お金が足りない、日本人に養ってもらうにはどうすれば?
そんな思いが強いからか、フィリピーナの中には結婚やお金に関する法律にやたら詳しい子も多いそうです。
日本人と結婚すればどれだけ手っ取り早くお金が入ってくるかよく知っているんですね。
また、フィリピンパブで働くフィリピーナ同士では、どの男性がどのくらいのお金を持っているか、などの情報網があり、みんなで”品定め”することもあるようです。
ちょっと怖いですね・・・。
もしもフィリピンパブで飲もうと思ったら、自分の財産や収入については口が滑っても喋らないほうが良いでしょう。
<”結婚詐欺”が生まれてしまうフィリピンの格差社会>
フィリピーナたちが結婚したがる理由はお金・・・そんなことは日本人側だって少なからず分かっているはず。
結婚詐欺だ!と騒ぐ人もいますが、それでも結婚したのだから自業自得、というのが一般的な見方でしょう。
また、フィリピーナたちが暮らすフィリピン社会の実情を見れば、そういった行動に出てしまうのも納得かもしれません。
日本人の10分の1程度の給料しかもらえず、物価は上がる一方。
そんな中で、大家族を養っていくのはほぼ無理です。
フィリピンにおける経済格差は年々大きくなっており、富裕層はより裕福に、貧困層はより貧しくなってきています。
貧困層は明日食べるものを賄うのもギリギリの生活をしています。
そんな中でどのように生き延びていけばいいのか考えた結果が、日本人との結婚なのでしょう。
<家族を何よりも大切にする文化>
フィリピンでは彼氏よりも友達よりも、家族が大事にされます。
可愛いフィリピーナに「愛してる」などと言われると舞い上がってしまう男性も多いかもしれませんが、実際には家族よりもお客さんを愛することはないでしょう。
もちろん、恋愛感情があったり純愛の末に結婚することもあります。
しかし、男性とのデートを楽しみながらも、フィリピーナが家族を何よりも優先していることは理解しておくべきです。
<関係を続けるかどうかは自己責任>
今付き合っているフィリピーナは本当に自分を愛しているのか?
それとも単なるお金目的なのか?
その真相は外部の人間からは分かりませんし、愛情もお金も両方目的であることも多いです。
フィリピン人は一般的に愛情深く人にも尽くすタイプで、ホスピタリティが高いことでも知られています。
当然ですが、フィリピン人全員が偽装結婚を狙っているわけではありません。
しかし、どんなケースにしても、わざわざ海外に出稼ぎに来ている貧しいフィリピーナと結婚する以上は、お金を渡すことが前提になることを知っておくべきでしょう。
それでも彼女が好きで支えてあげたいのならば、自己責任で関係を続けるしかなさそうです。