ビットコインは国債のようにデフォルトが起こらない?
ビットコインを持つメリットというのは多数あります。
投資や資産運用を目的に持つのはもちろん、買い物で現金を持たなくても良い、送金手数料が安い、などなどです。
特に投資に関しては、日々変動していて不安定ではあるものの、大当たりの可能性も高いことから、多くの人たちが参入しています。
これに加え、国債のようにデフォルトの心配がない、という利点もあります。
デフォルトとは、政府が国の借金である国債の債務不履行を宣言することです。
会社でいうところの、破産のようなもの。
政府が破産すれば、たとえあなたが国債を所有していても、その価値は無くなってしまいます。
つまり、デフォルトが起こると国債は単なる紙切れになり、国債は通貨で構成されているため、事実上、紙幣の価値が無くなることを意味します。
デフォルトというのは、先進国においてはそう頻繁に起きることではありません。
しかし、1945年以降、世界でデフォルトを経験している国は60カ国以上あります。
特に中南米やアフリカのような貧しい国では、いつ起きてもおかしくないのです。
そして実は日本でも、1946年〜1952年の間に1回デフォルトが起こっているのです。
デフォルトが起これば、貨幣価値はなくなります。
現段階では、日本の通貨は信頼性が高いため、デフォルトを起こす可能性はあまり高くありませんが、絶対に安心ということはありません。
しかし、ビットコインを持っていたらどうでしょうか。
もちろん、仮想通貨の価値も日々変化するものではありますが、国債のようにデフォルトが起こることはありません。
だからこそ、フィリピンをはじめ、発展途上国でビットコインの価値が注目されているのです。
法定通貨のように中央銀行の管理がなく、ユーザー同士の運営によって成り立っているビットコインは、国債を持つよりも安全性があると言えます。
現在私たちが使っている普通の「お金」は、所詮中央銀行が管理する信頼性のもとに成り立っているだけなのです。
これがいつどうなるかなど、誰にもわかりません。
そういった意味でも、ビットコインを持つ意義はあるのではないでしょうか。