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フィリピンの日本語教育・学習者


フィリピンに移住したい、事業を始めたいと思っても、英語が苦手で躊躇してしまう・・という人もいるかもしれません。
また、近年世界の至るところで日本語教育が進んできており、特に東南アジアは日本語学習者が多いことで知られています。
ですので、フィリピンでも日本語を話す人が多いのでは?と考える人もいるでしょう。
しかし実は、他の東南アジア諸国と比べて、フィリピンの日本語話者は非常に少ないです。
日本語能力試験(JLPT)においても、フィリピン人の日本語レベルは決して高くありません。
これは、フィリピンでそこまで日本語教育が進んでいないためです。
また、日本よりも欧米に対する関心が強いためとも考えられています。
フィリピン国内では、ごく初級の日本語を学ぶ場はあっても、それ以上のレベルとなると、勉強できる機関が非常に限られています。
日本語教育の60%は高等教育機関で行われていますが、学んでいるのは外国語のひとつとして選択したフィリピン人だけです。
日本がフィリピンを統治していた時代もあり、戦時中は南方諸地域へ日本語教師が派遣されたこともありました。
当時は日本語を公用語にすべく、日本語教育を軍政の一環として行っていたのです。
戦後も日本語の講座は積極的に開講され、日本語学習者は一時的に急増しました。
しかし、1970年代から1980年代にかけて、他のアジアやオセアニア地域で日本語学習者が増えていたにも関わらず、フィリピンでは勢いが止まりました。
現在では日本のアニメやポップカルチャーなどがフィリピンでも人気となり、自主的に日本語を学ぼうとする人が増えつつあります。
また、フィリピンはかねてから、看護師、介護士、IT技術者などを日本へ送り込みたいと希望しており、2007年には日本語能力試験の受験者が大幅に増えました。
しかし、フィリピンの看護師や介護福祉士が日本で国家試験に合格することは難しく、まずは日本語能力試験N2を取得することが課題とされました。
彼らにとっては長く厳しい道のりで、条件を緩和しなければ日本で働くのは難しいという声もありました。
それでも、2009年にはフィリピン人看護師および介護福祉士候補者の第一陣が日本に迎え入れられました。
これを機に、日本語教育は再度注目されることになりました。
結果、2012年には日本学習者数が10位にまで上昇しました。
現在、一般の教育課程においては、少数の高等教育機関で日本語を履修できますが、実際に学習しているフィリピン人のほとんどは、民間の日本語教育機関で学んでいます。
しかし、フィリピンは貧富の差が大きい国です。
まともに学校に通えない人が大勢いるのが現状です。
母国語と英語を習得した上で、さらに日本語を身につけているようなエリートを探すのは簡単ではありません。
フィリピン人を雇用する際も、日本語能力にはあまり期待しない方が良いでしょう。
フィリピンで日本語話者の人口が増えることを期待するよりも、私たちが英語を習得する方が早いと思います。