フィリピン、新型コロナウイルスで緊急事態宣言
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、フィリピンでは3月9日ついに「公衆衛生の緊急事態」が宣言されたそうです。
フィリピン国内で見つかった感染者は、フィリピンへ旅行に来ていた中国人を含めて累計10人ほどとそこまで多くはありませんが、今回海外へ渡航歴のないフィリピン人も感染が確認されたため、ドゥテルテ大統領が宣言に踏み切ったようです。
緊急事態宣言が出されると、マスクや医薬品の調達が迅速になり、さらに厳格な隔離措置をすることを可能になります。
これに加えドゥテルテ大統領は、マニラ首都圏の学校をすべて3月14日まで休校にするよう命じたとのことです。
これまでに世界で緊急事態宣言が出された地域としては、アメリカのニューヨークがあります。
ニューヨーク州内では70人以上の感染者が出ており、アメリカ全体では感染者400人、死者19人となっています。
気になる日本はどうかというと、10日の時点で、緊急事態宣言を発令できるようにするための特別措置法改正案を決めた、という状況です。
今後国会へ提出され、13日に法案が成立する予定とのこと。
もし法案が成立し、緊急事態宣言が発表されれば、不要不急の外出自粛を要請したり、映画館などの娯楽施設の使用制限を指示したりできるようになるそう。
また、マスクの転売は15日からようやく禁止になるようです。