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中国軍艦が南シナ海フィリピン領海を無断通航


南シナ海問題を巡って中国とフィリピンは長い間関係が不安定な状態が続いていますが、今回また中国が新たにフィリピンの領海に侵入したとしてニュースになっています。

今回中国が侵入したのは「シブツ海峡」という領域で、ここは国際航行に利用されている海峡です。

通常この海峡には「無害通航権」があり、どの国の船舶も、平和や秩序を乱さない限りは他国の領域を通告や許可なしで通れることになっています。

 

しかし、中国が今回侵入させたのは「軍艦」であり、軍艦の場合は沿岸国に事前に通告しなければならないとされています。

5隻の軍艦でフィリピンの「内海」を通航した中国ですが、事前に通告はなく、ルール違反ではないかと物議を醸しているのです。

中国がその軍艦を探知されないようにレーダーのスイッチを切っていたことや、直線ではなく曲線の航路を取ったことも、「無害通航権」のルールが守られていないとして、フィリピン国軍は反発しています。

しかも、先月7月22日に中国大使の趙鑑華氏はフィリピンのロレンザーナ国防相に、「軍艦が通る際には事前に通告するように中国海軍に指示する」と約束したばかりだったとのこと。

 

過去にも中国は複数回に渡って、フィリピンへの挑発とも取れるような行動をしてきています。

■「人工島の街」建設計画

南シナ海に新しい人工島の街「アイランド・シティ」の建設を計画しているが、アメリカをはじめとする国々から批判が高まっている。

■中国船による「当て逃げ」

今年6月、フィリピンの漁船が中国の漁船に衝突され、フィリピン漁船の乗組員22名が海に投げ出されたにも関わらず、そのまま放置して去った。

 

中国がこういった、フィリピンへの宣戦布告とも取れるような行動を起こしている中でも、現在ドゥテルテ大統領は特に反撃をする様子もなく、非常に慎重に外交を進めています。

中国がもたらす経済的な影響は大きく、フィリピンの発展のためには中国と和解することが最善の道だと考えているのかもしれません。

一時は「戦争も辞さない」と発言していたドゥテルテ大統領ですが、今やかなり丸腰で、一部の国民からは「もっと強気で戦え!」と批判も受けているようです。

 

中国との関係を悪化させず、なおかつ彼らに侵略を許さないようにするのはどうすべきなのか?

どうすれば協力して双方にとってメリットのある関係になれるのか?

ドゥテルテ大統領の任期が残り2年半となった今、どのように両国の関係が展開していくのかが注目されます。