フィリピンのATMでの現金の引き出し方
フィリピンはクレジットカードが使える場所が少ないため、常にある程度の現金を持ち歩く必要があります。
手元のお金がなくなったら、日本と同じようにATMでお金を引き出せば良いわけですが、日本と全く同じではありません。
ここでは、フィリピンのATMの使い方と現金の引き出し方、トラブル対処法などについてご紹介します。
<日本のキャッシュカードは使えない>
当然のことなので知っていると思いますが、日本の銀行のキャッシュカードをそのままフィリピンのATMで使うことはできません(たまにチャレンジする方がいるようです)。
フィリピンのATMで使えるのは以下のカードとなります。
■クレジットカード
VisaやMasterなど世界中で使えるクレジットカードなら、フィリピンのATMで現金の引き出しができます。
手数料がかかりますのであらかじめどのくらいなのか確認しておきましょう。
クレジットカードが作れるか分からない、という方は比較的審査の緩い楽天カードやエポスカードがおすすめです。
■デビットカード
自分の預金口座からその場で引き落としされるカードです。
手数料はかかりませんし、クレジットカードのように厳しい審査もないため簡単に作れます(ただしフィリピンでの引き出しには200ペソの手数料がかかります)。
日本の大手銀行で発行しているので、1枚持っておくと便利です。
※クレジットカード、デビットカード共に、「Cirrus」「Plus」のマークが付いているもののみ海外で使えます。
<ATMの言語は英語>
フィリピンのATMでは言語の選択肢はあっても、日本語はありません。
英語を選んで操作しましょう。
引き出しは「Withdraw」、振込は「Transfer」、暗証番号は「PIN」です。
それほど難しくないので覚えておきましょう!
<フィリピンのATM使用時の注意点>
■スリに注意!
フィリピンではATM操作中に近づいてきて、隙をついて現金を盗む犯罪が横行しています。
そのため、なるべく人通りの少ないところにあるATMは使わないようにしましょう。
また、ATM使用時には周りにあやしい人がいないか確認してください。
操作中に話しかけてきて、別の仲間が暗証番号を盗み見るケースもあります。
■明細は保管しよう
何かトラブルがあった時のために、ATMから出てくる明細は捨てずに取っておきましょう。
また、稀にATMに入れたカードが出てこなくなるトラブルが発生しています。
万が一こうなった場合は、諦めるしかないこともあります。
すぐに銀行に電話して、利用を停止してもらいましょう。
1枚しかカードを持っておらずこのトラブルに遭った場合、もう現金が引き出せないという最悪の状態になることも考えられます。
そのため、クレジットカードやデビットカードは複数持っておくことをおすすめします。
フィリピンのATMは犯罪やトラブルも多めで日本といろいろ事情が違うので、ちょっと気を張って利用するようにすると良いですね。
慣れれば問題なく使えるようになりますよ!