環境保護を謳うマカティのカラコル・フェスティバル
フィリピンにはさまざまなお祭りがありますが、「カラコル・フェスティバル」をご存知でしょうか。
「カラコル」とは、スペイン語でカタツムリのこと。
”殻”を脱ぎ捨てて、母なる地球の恩恵に感謝しようというテーマのお祭りです。
環境問題や絶滅危惧種への意識を高めることを目的に、参加者たちはトラや鳥などをモチーフにした様々な衣装で踊ります。
マカティの公式祭典となっており、毎年2月の最後の日曜日に開催されます。
今年も第32回目となるカラコル・フェスティバルが開催されました。
歌に踊りにと盛り上がるこのフェスティバルは、小学校、高校、大人がそれぞれ30〜40人のチームに分かれ、動物たちに扮しながらパフォーマンスをしました。
このフェスティバルには賞金もあります。
1位が500,000ペソ(約105万円)、2位が125,000ペソ(約26万円)、3位が100,000ペソ(約20万円)
です。
演技のクオリティ、衣装デザインの独創性、創造性で採点されます。
フィリピン自治体がサポートしながら、祭りを盛り上げています。
それほど、フィリピンでは自然保護や環境づくりへの意識が高いのでしょう。
2月にマカティを訪れる機会がある方は、ぜひカラコル・フェスティバルも見てみてください。
フィリピンのお祭りはどれも派手で盛り上がりますが、こちらは特にフィリピンが精神的に大事にしているイベントなので、観光客としても環境保護への意識が高まると思います。