フィリピンに行く前に知っておきたいこと
国が違えば文化も違う・・・というわけで、フィリピンと日本でもその文化や慣習はかなり違います。
日本では当たり前、良かれと思ってやることも、フィリピンではNGなことも。
そこで今回は、フィリピンで日本人が気をつけたいことをご紹介します。
現地でトラブルを避けるため、フィリピンに出かける前に知っておきましょう!
■約束の時間には来ません!
フィリピンには、「フィリピーノ・タイム」というものが存在します。
簡単に言うと、約束の時間に遅れてくるという文化です。
日本では「5分前行動」という言葉があるほど時間に厳格ですが、フィリピンでは逆なのですね。
遅れてきても特に悪いと思ってないので、悪びれる様子はありません。
これでいちいち腹を立てていると、フィリピンでは身が持ちません(笑)
最初から遅れてくることを想定しておくと良いです。
また、フィリピン人は良心からなのか、誘いを断ることをしません。
何かイベントに行こうと言うと、必ずOKします。
しかし、気分屋なので当日に来ないこともしばしば。
雨だったから行くのやめた、なんていうのはザラです。
こんな時も怒ってはいけません・・。
対処法としては、自分も彼らと同じように少し気分屋になるくらいがちょうど良いのではと思います。
■列には並びません!
フィリピンに限ったことではないですが、日本人のように綺麗な列を作って順番に並ぶことを彼らはしません。
我先にと進んでいくのがフィリピンのスタイルなので、少しでも隙間があったら横入りは当たり前です。
フィリピンの道路を見ればわかりますが、車間距離はほぼ空いてません。
譲り合いという概念はないようです。
スーパーのレジやトイレなど、バカ正直に並ぼうとすると、どんどん横入りされていつまで経っても自分の番は来ません。
ここはいっそ戦場と思って(笑)、自分も我先にと多少強引に進んでいくことが大事です。
■人前で叱らないこと
フィリピン人はプライドが高いというのは有名な話です。
相手に非があって怒りたい時も、公共の場や他の人が見てる前で叱るのは絶対NGです。
日本人と違って、フィリピン人は親にもあまり怒られずに育っています。
フィリピンではレストランでもモールでも、子供がはしゃいでいて親が怒るというシーンはまず見かけません。
日本人から見ればマナーが悪いと思うことでも、放置されています。
子供は自由にさせてあげるのが彼らの文化なのです。
そんな環境で育っていますから、大人になってから怒られるなんていうのはありえないことなのです。
特に会社で他の従業員がいる前で部下を叱るなんていうのは究極のタブーで、それをやって逆恨みされて殺された人もいるのだとか。
何か話がある時は個人的に密室に呼んで冷静に話しましょう。
■道案内を信じるな
これもプライドの高さからなのかもしれませんが、フィリピン人は知らないことを知らないと絶対に言いません。
道を聞いて、もし分からなくてもなぜか教えようとします(笑)
もちろんちゃんと教えてくれる人もいますが、基本あまり信用できないのです。
もし道を聞いて、怪しいと思ったらその人の言うことは聞かないようにしましょう。
■ボラれても諦めること
タクシーなどではぼったくりがよくあります。
もちろん、最初から避ける術を知っていれば良いのですが、言葉も分からない観光客だとなめられがちです。
明らかに高い金額を要求された場合、抗議したい気持ちになると思います。
しかし、ここで騒いで相手が逆上した場合、絶対に勝てません。
もし警察沙汰になった場合、どんなに相手が悪くても、フィリピンで日本人が優位に立てることはないのです。
また、最悪の場合相手が武器を持っていて攻撃されることもあり得ます。
ぼったくりに遭遇してしまったら、良い学びだと思って渡すのが一番安全です。
たとえぼったくられたとしても、タクシーなら数百円の話。
また、タクシー以外でも突然路上で金銭を要求されることもフィリピンではありえます。
この場合も抵抗せずに渡すことが大切です。
<フィリピンの慣習を理解して旅を楽しもう!>
フィリピンでは、日本人には考えらないような事態にも遭遇すると思います。
しかし、その違いにいちいち腹を立てたり嫌がったりしていたのでは旅は楽しめません。
また、ここではちょっとネガティブな面を主に紹介してしまいましたが、フィリピン人には日本人にはない素晴らしい面もたくさんあります。
異文化を理解しよう、という気持ちで面白がって付き合うのが一番です。