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フィリピンの歴史と宗教


日本ではあまり知られていませんが、フィリピンはキリスト教の国です。
83%がカトリックで、10%がその他のキリスト教、そして残り5%がイスラム教と言われています。
ASEANで唯一のキリスト教国ですが、その理由はフィリピンの歴史にあります。
フィリピンは16世紀から、実に300年にわたってスペインに支配されていました。
フィリピンという国名も、当時のスペイン皇太子フィリペが由来となっており、もともと「フィリピナス諸島」と呼ばれていました。
フィリピン人にとってスペインは侵略者だったはずですが、独立したあともなぜスペインの名前を継承したのでしょうか。
フィリピンで生まれたスペイン人たちは、誇りを持ってフィリピン国内の上流階級でパワーを行使していました。
そのため今も、国家権力をもつ政治家や富裕層にはスペイン人との混血が多くなっています。
そのせいか、どうやらフィリピンでは、スペイン人との混血であることはステータスになっているようです。
また、アメリカ人との混血であることも、同様に考えているフィリピン人が多いようです。
フィリピンへスペイン軍がやってきたのは1521年のことです。
はじめはフィリピンの英雄ラプラプにより襲来を阻止しましたが、1565年にはセブが、6年後の1571年にはマニラが、スペインに植民されました。
それから300年の間、スペインによりローマ・カトリック教が広く布教されました。
現在もセブ、マニラのあちこちに教会があるのはそのためです。
しかし、そもそもフィリピンでは、キリスト教よりもイスラム教がもっと昔から浸透していました。
1450年代は、ミンダナオ島とボルネオ島エリアは、イスラム王国の「スールー王国」だったのです。
ミンダナオ島では昨年ISによるテロがあり日本でも報道されていましたが、こういったイスラム系武装勢力がここへやってきたのは、ここがイスラム教エリアだったからです。
今ミンダナオ島を訪れる日本人はなかなかいないと思いますが、マニラやセブへ行けば、彼らの暮らしがすいぶんと宗教中心になっていることがわかります。
もちろん日曜日にはカトリック教徒は毎週教会へ行きますし、祭日に関してはキリスト教とイスラム教の両方を取り入れています。
イスラム教の断食が終わった日も祭日として祝われ休みになりますが、これに関しては毎年日程が変わります。またフィリピンでは、宗教関連のお祭りが理由で突然休日が増えることも珍しくありません。
フィリピンに長期滞在したり、移住を考えているならば、彼らの宗教に関しても理解していく必要があります。
むやみに神を否定するようなことは絶対にしてはいけません。
また、あなた自身が何かを信仰しているかもしれませんが、基本的に宗教観について人と話すのはやめておいたほうが良いです。
彼らも無理やり信仰を勧めてきたりはしませんが、お祈りの時間は静かにするなど、彼らの慣習を尊重することが大事です。