フィリピンは全土禁煙
世界中が禁煙を進めていく中、フィリピンでもドゥテルテ大統領が全土禁煙を宣言したことで、その運動は高まっています。
そもそもフィリピンは、アジア諸国の中でも禁煙に関して先進的な国でした。
レストランなどは分煙ではなく、以前から完全禁煙だったのです。
そして、2016年11月に出された大統領令により、道も、車の中も、建物の中も、すべて禁煙になりました。
ドゥテルテ大統領は、ダバオの市長を務めていた時代にも、禁煙を義務付けていました。
それを今回は、フィリピン全土に適用することに決めたのです。
ただ、道端でタバコを吸う人が完全にいなくなったわけではないようです。
というのも、一部の地域を除いて罰則はまだないからです。
今後は罰金が科される可能性が高いでしょう。
日本はまだまだ喫煙に対する規制が緩いため、喫煙者がフィリピンへ行くと少し肩身の狭い思いをするかもしれません。
逆に煙が嫌いという人にとっては、どこへ行っても禁煙という環境は快適に感じるでしょう。
日本もこういった流れに乗って禁煙を進めてもらいたいものです。