フィリピン、セブ留学でよくあるトラブルと対処法
フィリピンのセブは日本人や韓国人、台湾人などのアジア人を中心に人気の留学先です。
特に日本からは5時間ほどのフライトで行けるというお手軽さも魅力で、高校生から社会人まで、毎年大勢の人たちがセブで英語を学んでいます。
ただ、セブに滞在するにあたって、不安や心配事が多いという人もたくさんいると思います。
海外にあまり出たことのない人にとっては尚更ですし、環境や文化の違う場所へ行くと予想外にトラブルに見舞われることも実際にあります。
今回は、セブ留学でよくあるトラブルやその対処法についてご紹介しましょう。
■体調を崩しやすい
フィリピン留学では、風邪をひく人が意外に多いです。
暑い国ですが建物の中はエアコンがものすごく効いていて冷蔵庫のように寒いので、その寒暖差で体調を崩してしまうようです。
中には高熱を出してせっかくの留学期間ずっと具合が悪いまま過ごしてしまった、という人もいます。
セブに来るときは、パーカーやカーディガンなど屋内で羽織れるものを必ず持参しましょう。
いつも飲んでいる薬を持ってくるのも忘れずに。
また、注意したいのは食中毒です。
セブは高温多湿ですし日本と比べて衛生状態が悪いところも多く、傷んだ食べ物を口にすることもありえます。
生の野菜やカットされた果物、魚介類などは特に危ないので気をつけてください。
屋台で売られている食べ物に関しても、目の前で火を通してくれたものは概ね大丈夫ですが、調理してから時間が経っていそうなものは避けましょう。
ハエがたかっていることがあります。
お腹の弱い人は、屋台フードは基本的に食べない方が良いです。
そして、水道水は飲めません。
飲み水はもちろん、出来ればうがいなどもミネラルウォーターを使った方が安全です。
ちなみに語学学校で提供される食事はかなり衛生管理に気をつけられているので、安心して食べて大丈夫です。
■盗難に遭う
セブ留学では、財布やスマホを盗まれる人が非常に多いです。
特にiPhoneは高く売れるため盗まれやすく、スられた日本人は数知れず・・。
カバンのファスナーが開いたまま置いておくなんて言語道断ですし、ポケットに入れておくのも抜き取られる危険があります。
治安の悪い場所ではストリートチルドレンに囲まれて揉みくちゃにされ、気づけば無くなっていた!なんてこともよくあります。
リュックなどに入れて前に背負うのが最も安全です。
盗難は、特に危険そうな夜道などでなくても、ショッピングモールなどで白昼堂々発生しています。
ここは日本ではない!という意識を忘れず、肌身離さずに持っていることが大事です。
そして、必要がない時にはむやみに出さないこと。
現金もそうですが、持っている姿を見られるだけで、狙われやすくなります。
また、もし盗まれた時のために海外旅行保険に入っておくことも忘れずに。
保険に入っていれば、盗難に遭ってもある程度のお金は戻ってきます。
■虫が多い
フィリピンは南国のため、虫が多いです。
ハエ、蚊、アリ、そしてゴキブリなどあらゆる昆虫がそこらじゅうにいて、道端で見るのはもちろん、宿泊施設にも入ってきます。
特にアリは高級ホテルの部屋などでも侵入してくるので、100%避けるのは無理です。
甘いお菓子やジュースなどを放置しておくのは絶対にNG。
あっという間に大量のアリが集まってきます。
ゴミもしっかり袋を閉じて捨てるようにしましょう。
もちろん語学学校の寮の部屋でも同様です。
おしゃれなレストランでも、テラス席ではハエに悩まされることがあります。
セブへ来る以上、ある程度虫との戦いがあるのは覚悟した方が良いです。
また、アリに関しては日本から「アリの巣コロリ」のような忌避剤を持ってくると良いでしょう。
フィリピンには殺虫スプレーはあっても置き型の薬はあまりないので、持っていると重宝します。
そして、気をつけたいのは蚊です。
フィリピンでは蚊に刺されるとデング熱に感染することがあります。
発症すれば高熱や発疹に悩まされ、勉強どころではありません。
蚊に刺されないために、出来るだけ肌の露出を避ける、虫除けスプレーを使うなどの対策が必要です。
■ある程度のトラブルは覚悟することも必要!
南国リゾート地で英語が学べる素晴らしい環境のセブ留学ですが、上記のようなトラブルは本当に頻繁に起こっています。
渡航前にしっかり準備して、対処法を学んでおきましょう。
また、上記のほかにもフィリピン人との文化や習慣の違いで驚いたり、カルチャーショックを受けたりすることもあるでしょう。
日本ではない場所へ出かければ、何らかのトラブルは起こるものと思って、どっしりと構えておくことも必要です。
そして、それよりも楽しいことが山ほど待っているはずなので、ぜひ希望を持ってセブ留学を有意義なものにしてくださいね。