フィリピンで頑張る日本人公式LINE お友達登録大募集中!! フィリピンで頑張る日本人TikTok様々な情報をTiktokでもお届け中! フィリピン不動産投資で失敗しない為にBTWIN REALTY INC 安心・安全・完全日本語OK!マニラのドライバー付きレンタカーならお任せください!! PH DOOR フィリピンに興味のある人へ効果的にアプローチできる広告あります!

パッキャオが統一王者に!大統領選に出馬も…?!


今やフィリピンの英雄として称賛されるようになった、WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ選手。

先日アメリカのラスベガスで行われた王座統一戦で王者キース・サーマンに判定勝ちし、フィリピン国内では大きな盛り上がりを見せています。

 

<マニー・パッキャオ選手の生い立ち>

マニー・パッキャオ選手は、1978年生まれで現在40歳。

ミンダナオ島の貧しい家庭で育った彼は、中等学校を卒業するのは諦め、家計を助けるために路上でパンやタバコ、花などを売っていたと言います。

ボクサーとして活躍する前は、建設作業員だったこともあるそう。

2000年に結婚し、現在は妻と3人の息子、2人の娘がいる父親でもあります。

 

<世界中から注目されるボクサーに>

パッキャオ選手が初めてプロボクサーとしてその名を馳せたのは2001年のこと。

当時IBF世界スーパーバンタム級王者であったレーロホノロ・レドワバ選手と戦い、KO勝ちしたことがきっかけでした。

当初戦う予定だった選手が故障のため試合を辞退したため、たまたま代わりに出るよう抜擢されたそうです。

この試合を機に彼は、一試合2,000ドル以上を稼ぐようになりました。

アメリカのリングアナウンサーであるマイケル・バッファーからは「The Destroyer(破壊者)」というニックをネームをつけられたほか、ゲームのキャラクターから取った「パックマン」、「The Mexicutioner(Mexico + executioner = メキシカンを処刑する者)」など、さまざまな呼び名を持ちます。

また、アメリカの「タイム」誌では2009年「The World’s Most Influential People(世界で最も影響力のある人物100人)」の「Heroes & Icons」部門にも選出されています。

さらに、元世界ヘビー級王者レノックス・ルイスからは「世界最高のボクサー」と呼ばれるなど、世界中から注目される選手になりました。

 

<パッキャオ選手が人気の理由とは?>

パッキャオ選手は、ライトフライ級でデビューしてからは、次々と階級を上げていき、数々の名王者や選手たちを撃破していきました。

やがて、アジア人初でありボクシング史上2人目となる、メジャー世界タイトル6階級制覇王者となります。

2008年のデビド・ディアス戦ではフィリピンでのテレビ視聴率が63.8%を記録、さらに同年12月にオスカー・デ・ラ・ホーヤ戦に出場した時には、45.6%という数字を叩き出し、伝説となりました。

このように、圧倒的な強さを見せつけてきたパッキャオ選手ですが、彼が国民的人気である理由は、メジャー世界タイトル6階級制覇という名誉よりも、むしろ超一流と言われていた選手たちと次々と倒してきたことにあります。

何度も勝利を重ねるうち、彼もまたほかのスター選手たちと同じように、タイトル取得を目的とするのではなく、強豪選手と戦うことを優先させるようになりました。

タイトルへのこだわりはすでに無く、ただ最強の選手とだけ戦いたいと望むようになったようです。

フィリピン国民は、パッキャオ選手が貧しい子供時代から現在のようなスーパースターへのし上がった姿を自分たちに重ね合わせて見ることで、熱狂しているのかもしれません。

 

<一度は引退したが・・>

そんなパッキャオ選手ですが、2015年に出場したフロイド・メイウェザー・ジュニアとの王座統一戦で敗戦し、右肩を負傷。

年齢も理由となり、翌年に引退しました。

しかし、なんとわずか4ヶ月でリングへ復帰。

再び快進撃を続け、今回王座統一戦で勝者となったのです。

 

<年齢なんて関係ない!>

ボクシング界では、40歳はすでに”おじさん”です。

しかし、パッキャオ選手の戦いぶりは年齢をまったく感じさせないと称賛されています。

フィリピン紙「フィリピン・スター」では、「10歳年下のサラリーマンよりもスタミナがあって強い。」と評価されたほか、同じく地元紙のラップラーでも「フィリピン人の魂を見せつけた。年齢はまったく関係なかった。」と報道しています。

そのほかにも、国家警察は「フィリピンに名誉と栄光をもたらしただけでなく、フィリピン人に自信を与えた。」、政府は「これは彼一人ではなくフィリピン人全体の勝利である。」などとコメントしており、国全体がパッキャオ選手を祝福・称賛している様子です。

 

<政治家としての活動>

そんな国民的英雄となったパッキャオ氏は、実はボクシング選手としてだけでなく、政治家としても活動しています。

2010年にフィリピン議員の下院議員に2期連続で当選し、2016年からは上院議員も務めています。

ただ、ボクシングをはじめ俳優の仕事などもしており多忙のためか、ほとんど議会に顔を出すことはないそう。

 

<パッキャオが次期大統領に・・・?!>

政治活動は実質ほとんど出来ていない状態のパッキャオ氏ですが、一部では次期大統領になるのでは、という声も上がっています。

ドゥテルテ大統領も彼のことは買っており、自分の後任を任せても良いと話しているのだとか。

本気かどうかは定かではありませんが、出馬の可能性は十分ありそうです。

何しろパッキャオ氏は、国民だけでなく国家からも支持されている人物なのですから。

3年後に迫っている2022年の次期大統領選には、すでにドゥテルテ大統領の娘であり現ダバオ市長でもあるサラ・ドゥテルテ氏も、有力候補に挙がっています。

そこへパッキャオ氏が入ってくるとなれば、国民にとってこれほど大きなイベントはないでしょう。

もちろん、日本を含む世界中が注目することも間違いありません。

今後、パッキャオ選手がボクサーとして、そして政治家としてどのような活躍を見せてくれるのか、期待したいところです。