ビットコインのデータが消えることもある?
ビットコインは世界中で普及し始めており、日本でもマルイやビックカメラなど身近な店で使えるようになってきました。
フィリピンでは、日本よりも速いスピードでビットコインが浸透してきています。
ビットコインのATMも見かけますし、セブンイレブンなどのコンビニで預け入れもできるようになっています。
また、芸能人をはじめ多くの投資家がビットコイン投資に参入しています。
メディアでは大損失を被った芸能人のニュースなどが連日報道されており、ビットコインに対してネガティブなイメージを持っている人も少なくないかもしれません。
事実、ビットコインにはリスクがあります。
それはもちろん、価格が下落して損をするかもしれないというリスクもありますが、その他にも、データが消えてしまう、なんていうトラブルもあります。
そもそもビットコインは「仮想通貨」です。
法定通貨のように目に見える貨幣はありませんので、すべてコンピューター上の数字だけで管理されています。
通常、ビットコインは、「ビットコイン・ウォレット」またはビットコイン取引所に保管されています。
ユーザーがビットコインを引き出したい場合は、登録したアカウントを使ってウォレットにアクセスする必要があります。
この際、アカウントはユーザー名とパスワードで管理されていますが、もしもハッカーなどにユーザー名とパスワードが盗まれた場合、勝手にビットコインを引き出される可能性があります。
ウイルスに感染したコンピューターを使っている場合、ビットコイン・ウォレットのアカウントが盗まれ、知らない間に残高が0になっている!なんてこともあり得るのです。
また、ウォレットではなくビットコイン取引所に管理されている場合であっても、そのアカウントが盗まれてビットコインを引き出されることもあります。
さらに、ビットコイン取引所全体がハッカーに攻撃され、管理していたユーザーのビットコインを大量に盗まれてしまった、という事件も起こっています。
ビットコイン取引所を選ぶ際には、セキュリティを徹底している信頼性の高いところで口座を開設するようにしましょう。
得体の知れない取引所はリスキーです。
ユーザー名とパスワードを盗まれてビットコインを失う、なんて初歩的なトラブルに思えるかもしれませんが、実はよくあるケースです。
これを防ぐためには、パスワードを定期的に変更するなど、管理を厳重にすることです。
また、オンライン上のウォレットだとパスワードが流出しやすいため、金額の大きいビットコインは、ネットワークに接続していないパソコンに保管する方法もあります。
オンライン上のウォレットに保管しておくビットコインは必要最低限にしておくと良いでしょう。
目に見えない通貨であり、価格変動が激しいものだからこそ、セキュリティ面には十分注意が必要です。
今や有能なハッカーはいくらでも現れますから、普段からITに関する知識を身につけ、自分で自分のビットコインを守るスキルも必要となっています。