フィリピン人の金銭感覚
日本人はとても倹約家で、しっかり貯金している人がとても多いですよね。
また、お金を増やすために使うという人はいても、散財する人はあまりいないと思います。
しかし、フィリピン人はおおよそ全く逆の慣習を持っています。
手元にあるお金は、全額すぐに使うのです。
これは、フィリピン人に浸透しているカトリック教の教えで「将来の計画を立ててはならない」というものが影響しているのも一因です。
ただ、もらった給料をすぐさま全て使い切るのはあまりにも無計画で、欲に走っているようにしか見えないのですが・・^^;
そのため、フィリピンの多くの企業では従業員に給料を2回に分けて払います。
そうしないと、1ヶ月もたないからです。
しかし、それでも次の給料日までの間に全て使い切り、足りない分は人に借りるというのが彼らの文化になっています。
そして残念ながら、貸すとほとんどの場合返ってきません。
意図的に返さないのか?忘れているのか?は分かりません・・・。
フィリピン人同士であっても、お金の貸し借りをして返ってくることはほぼないそうです。
フィリピン人と結婚したり、一緒に働いたりすると、彼らの金銭感覚には最初は驚かされることでしょう。
しかし、彼らはそういう風に育っているので、仕方ない部分もあります。
貯金するという概念がそもそもないのです。
逆に、計画的にお金を使って、ちゃんと貯金の仕方も教えれば、できるようになります。
フィリピン人はとっても素直なので、怒らずに教育してあげるとちゃんと理解してくれますよ。