フィリピンで日本人が目の当たりにするカルチャーショック!
どこであろうと外国へ行けば多少のカルチャーショックというのはあるものです。
例えば、アメリカではファストフード店のドリンクLサイズがバケツくらい大きかったり、オーストラリアではお店が18時くらいに閉まっていたり、シンガポールでは初対面の人に給料がいくらか聞いたり、ドバイでは電車の中での居眠り禁止など、日本だけで生活していると、世界に出た時に驚くことがたくさんあります。
フィリピンも例外ではなく、数多くのカルチャーショックを体験している日本人が多いです。
たった4時間半で行ける国でも、まったく違う文化があるのは興味深いですよね。
そんなわけで今回は、フィリピンで日本人が感じるカルチャーショックをいろいろ紹介してみたいと思います。
これからフィリピン留学や旅行、長期滞在などを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
■タクシーがメーターを使わない
フィリピンには、電車、バス、ジープニー、トライシクルなどの様々な交通手段がありますが、日本人は基本的にタクシーを利用することが多くなります。
乗り方は日本と同じで、行き先を告げればあとは距離や時間に応じて料金を払うのですが、フィリピンのタクシーはメーターを降ろさずに走り出すことがあるんです。
これは、運転手が言い値で料金を支払わせようとする、いわゆるぼったくりのためです。
特に日本人はお金を持っていると思っているので、法外な金額を要求してきます。
もともとフィリピンのタクシーは安く初乗り30ペソ〜40ペソ(60円〜80円)程度ではありますが、ぼったくり運転手の場合だと、通常の5倍もの料金を取ろうとしてくることもあります。
こういう悪質な運転手に当たってしまった場合は、別のタクシーを探すと言って離れれば良いでしょう。
そして、走り出す前に必ずメーターを使うように言いましょう。
■屋内のエアコンが効いていないことがある
外が暑い時は、早く涼しい屋内に逃げた〜い!と思いますよね。
ですが、時々フィリピンでは、エアコンが使われていないのでは?というくらいコンビニなどのお店の中も暑い時があります。
しかも、冷蔵庫がきちんと稼働しておらず飲み物もぬるい・・ってこともあります。
せっかく見つけたコンビニでも涼しくない上に冷たい飲み物もないってちょっと残念ですよね・・。
■屋内のエアコンが効きすぎている
逆に、ショッピングモールや映画館、長距離バスの中などは半端なくエアコンが効いていて寒い時があります。
どうやらフィリピン人は皮膚が厚いようで、あまり寒さを感じないみたいです。
私たち日本人がいると凍えてしまいますので、こういった施設へお出かけする際には必ず長袖を持参しましょう!
■コーヒーが最初から甘い
フィリピンでは何も言わずにただコーヒーを注文すると、勝手に砂糖入りが出てきます。
しかも、半端じゃなく甘いです。
フィリピンではブラックコーヒーを飲む習慣があまりなく売れないため、デフォルトが砂糖入りとなっているようです。
どうしてもブラックが飲みたい時は本格的なカフェに行くしかありません。
自販機で出てくるコーヒーもみんな激甘です。
■ビールに氷を入れて飲む
フィリピンではバーなどでビールを注文すると、瓶ビールと一緒に氷の入ったグラスを用意されることがあります。
え?これどうやって飲むの?と一瞬戸惑ってしまうかもしれませんが、単純にフィリピンではビールが冷えていないので、氷で冷やして飲むんですね。
薄くならないの?と思うかもしれませんが、みんなこうやって飲んでいるので慣れちゃうのかもしれません。
■何でもかんでもご飯がついてくる
フィリピン人のお米好きは半端じゃないです。
日本人も主食はお米ですが、フィリピン人は食べる量がとにかくすごい。
食堂などではもちろんのこと、マクドナルドやKFCなんかでもライスが必ずついてきます。
フィリピンの国民的ファストフード「ジョリビー」では、甘いミートソーススパゲティと一緒にご飯を食べたりします。
また、驚くのは、ものすごく少ないおかずで大量のご飯を食べることです。
小さなチキンの切れ端みたいなものだけで、普通にお茶碗3杯くらい食べます。
ちなみにフィリピンのお米は日本米とは違い、パサパサしています。
余計にたくさん食べれるのがすごいですね。
■お店にお釣りがない
たとえば200ペソ程度の買い物で1,000ペソ札などを出すと、露骨に嫌な顔をされます。
日本のお店なら小さいところでもきちんと釣銭を用意していますが、フィリピンではそういう習慣がないので常に細かいお金を持ち歩かなくてはいけません。
100ペソ、200ペソが一番使いやすいので両替の時にたくさん作るようにしましょう。
また、ひどいところだと小銭があるのに「無い」と言い張ってきて多く払わせようとする場合もあるんです。
■街中でみんな自撮りしている
自己肯定感が高く自分のことが大好きなフィリピン人は、男性も女性も自分のことを素敵♡と思っています。
そのため、いつでもどこでも自分の写真を撮りまくり、SNSにアップします。
友達と一緒にセルフィーを撮るのは日本人でもやりますが、一人で、しかも所構わずというのはなかなかツワモノです。
フィリピンでは「ナルシスト」という概念がないようです。
撮った自分の写真をスマホの待ち受け画面にするのも当たり前です。
特に周りに迷惑をかけるわけじゃないので構わないですが、ただただ驚かされます。
私たちもあれくらい自信満々になってみたいものです・・。
■どこにでも警備員
治安が良くないためだと思いますが、フィリピンではショッピングモールの入り口だろうとホテルだろうとコンビニだろうとスーパーマーケットだろうと、どこにでも警備員が張り付いています。
別に悪いことをしなければ特にいてもらっても問題ないですが、最初は何だかビビってしまいます。
ショッピングモールなどでは入店前に手荷物検査があります。
銃が合法の国でもあるので、ここまで厳戒態勢をとる必要があるのかもしれませんね。
■その日暮らしな金銭感覚
フィリピンでは月に2回給料日があります。
これは、一度にたくさんのお金が手に入ると全部すぐに使い果たしてしまうためです。
フィリピン人はキリスト教の影響もあって、お金を将来のためにとっておくことをしません。
その日暮らしでいいと思っている人が多いのです。
実際彼らのお金の使い方を見ていると、全然貯蓄がないのにバンバン使います。
新しいものが大好きで、ショッピングモールはいつも買い物客で賑わっています。
そして手持ちのお金がなくなると、平気で「貸して欲しい」と言ってきます(笑)
悪気はないようですが、なかなか真似できない(したくない)文化ですね。
■時間は守らない
日本人がキッチリしすぎているのもあるかもしれませんが、フィリピン人は平均30分くらい時間に遅れてきます。
「フィリピーノ・タイム」と呼ばれているもので、特に悪いことではないようです。
それなのに、デートの時に男性が遅いと女の子は怒るという不思議な理不尽さもあります(笑)
フィリピン人と約束をする時は、最初から時間通りに集合することは諦めましょう。
最初から30分くらい早い集合時間に設定しておくとちょうど良いかもしれません。
<違いを受け入れて楽しもう!>
いかがですか?
ここで紹介したものだけでも、フィリピン初心者には衝撃的なものばかりだったのではないでしょうか。
馴染めるか不安だなぁと思ってしまった方もいるかもしれません。
しかし、郷に入っては郷に従えです。
どこの国も、ただ ”違う” というだけで ”間違っている” わけではないですから。
フィリピンはこういうところなんだと腹をくくって、むしろ面白がって生活してみることが、この国を楽しむコツではないかと思います。