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ケソンの過密刑務所で新型コロナウイルス感染者確認


世界的に流行している新型コロナウイルスの感染拡大に加え、フィリピンは独自の様々な問題を抱えています。
 
メトロマニラ・ケソンの拘置所に収容者が溢れている問題もその1つ。
 
日本のメディアでも何度も取り上げられているので知っている人も多いかもしれませんが、ケソン市の拘置所は定員800人にも関わらず、実に4,000人以上もの収容者が詰め込まれています。
 
 

■新型コロナウイルスの感染者も確認

これだけ多くの人数が「3密(密集、密室、密接)」の条件で詰め込まれていれば、当然感染症なども蔓延しやすくなる環境ですが、ついに新型コロナウイルスの感染者も見つかったようです。
 
陽性反応が出たのは、看守9人と収容者9人の合計18人。
 
フィリピン当局が17日に明らかにしたとのこと。
 
感染した収容者は隔離され、看守は自宅で自主隔離を命じられたということですが、今後も新たな感染者が出る可能性は非常に高そうです。
 
人権団体からは、過密状態による感染リスクを下げるため、病人や高齢の収容者、そして非暴力的な犯罪による収容者は早期に釈放するよう呼びかけられています。
 
 

■病気、暴力で毎年死者5,000人以上

ケソン市のQuezon City Jailは寝る場所もないほど過密しており、収監されている人々は屋外のバスケットコートや階段、ベッドの下、古い布で作ったハンモックの上など、隙間という隙間を取り合うようにして順番に睡眠をとっていると言います。
 
それでも自分のスペースを確保するのは難しく、蒸し暑い環境の中、隣の人と体がくっついた状態で寝なくてはいけない状態です。
 
衛生状態も非常に悪く、肺結核やコレラなどの感染症が蔓延しているほか、暴力事件もたびたび起こるため、CNNフィリピンによれば、毎年5人に1人(約5,200人)が死亡しているのだそう。
 
食事もまともなものが出てこないため、栄養失調で倒れる受刑者もいると言います。
 
トイレは150人あたりで1つという状況で、まさに地獄絵図です。
 
 

■なせ刑務所が超過密状態になったか?

フィリピンの刑務所がこのような超過密状態になった最たる理由は、ドゥテルテ大統領による麻薬撲滅政策です。
 
麻薬犯罪に少しでも関わった者は裁判にかけることなく逮捕する、という方針を打ち出しており、彼が就任した2016年から収監者は一気に増えました。
 
収監された受刑者たちは本来ならば裁判によって刑が科せられたり、場合によっては釈放されたりしますが、人数が多すぎるため裁判の手続きがまったく追いついておらず、長期間勾留され続けています。
 
また、刑務官に賄賂を払って携帯電話やタバコを手に入れる受刑者もいるなど、新たな汚職問題も発生しており、管理も行き届いていません。
 
ドゥテルテ大統領は麻薬戦争によって人権団体などから強く批判されていますが、この刑務所過密問題はそれに付随した副産物だとも指摘されています。
 
 

■クラスター発生の可能性も?

人権派弁護士団体の代表であるホセ・マヌエル・ディオクノ氏は、収容者を釈放して過密状態を緩和しなければ、新型コロナウイルスが暴れまわることになると述べています。
 
”ソーシャル・ディスタンシング”を取ることも不可能なこのような環境では、刑務所内での”クラスター(感染者集団)”も出てくることでしょう。
 
ただ、治安が悪化している今、収監者の釈放が良いアイディアなのかどうかも分かりません。
 
 
 

        
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