非常識?不真面目?フィリピン人の働き方とは


ずっと日本に住んで日本で働いていると分からないことかもしれませんが、外国人から見ると、私たちは働くことに対してすごくシビアなようです。

朝早くから出勤して、ろくに休憩も取らず、終電近くまで残業・・・

そんな、いわゆる”ブラック”な働き方に慣れてしまっている日本人も多いと思いますが、フィリピンではこのようなワーキングスタイルはまず考えられません。

日本人とフィリピン人では、働き方が真逆と言っても良いくらい異なっています。

 

■休むことを躊躇しないフィリピン人

フィリピン人と働いてまず最初にびっくりするのは、すぐ休む、ということです。

日本人が会社勤めしている場合、ちょっとくらい具合が悪くても、行くという人が多いと思います。

また、家族が風邪をひいていても、それで自分が休むことはまずないでしょう。

たとえ子供でも、なんとか誰かにあずけて仕事に行ける方法を考える人がほとんどだと思います。

一方でフィリピン人は、自分はもちろんのこと、家族の具合が悪くなっても絶対に休みます。

フィリピン人の家族を大事にする文化は、日本人の比ではありません。

家族が不調なのに、置いて仕事に出かける、家族より仕事が優先、なんていうのはもはやフィリピンでは非常識なのです。

ただ、親や兄弟だけならまだしも、「彼氏のお母さんが病気だから」など、ちょっと理解できない領域もあり、フィリピン人の欠勤理由に慣れるのは本当に大変です。

休むことに対して特に悪いとも思っていませんので、頻繁に休みます。

 

■遅刻しても悪いと思っていない

仕事に限ったことではありませんが、フィリピン人は基本的に時間通りには来ません。

日本人なら5分前には到着したいところでも、フィリピン人は15〜30分くらいは平気で遅刻します。

遊びの約束なら、最悪の場合連絡なしに来ない、なんてことも珍しくありません。

さすがに仕事では連絡くらいはする人が多いですが、その理由はいつも「渋滞がひどかった」です。

実際、フィリピン(特にマニラ)の交通渋滞は世界最悪のレベルとも言われており、ひどいものなので、遅刻の言い訳としては成立しやすいんですね。

これが日本なら「じゃあもっと早く家を出ればいいだろ!」と言われてしまうところですが、フィリピン人にはそんな考えはありません。

渋滞という大義名分さえあれば、遅刻しても構わない、くらいに思っているのです。

これはもう、ある程度はしょうがないと思った方が良いかもしれません。

実は世界的に見ても日本人は時間に厳格な人種で、フィリピン以外にも遅刻が当たり前の国はたくさんあります。

フィリピン人とともに働く場合は、いちいち腹を立てていてはキリがないので、こんなものだ、と寛容になるのが一番楽です。

ただし、自分が経営者になる場合、やはり従業員に遅刻を毎日許すのは問題があると思います。

何も言わなければ常態化してしまうので、たとえば月に○回以上遅刻したらペナルティを課す、など明確なルールを定めるのが効果的です。

その際、口約束だとトラブルになりやすいので、出来れば書面に残し、サインしてもらうようにしましょう。

 

■仕事中も平気で遊んじゃう

フィリピン人はラテン系の血が混じっているせいか、歌やダンスが大好きです。

そしてすごく上手い!

プロなのかな?と思ってしまうほどの歌唱力を、一般庶民が持っています。

ただ、彼らは仕事中であっても関係なく歌ったり踊ったりし始めるので、これが日本人にとってはびっくりなのです。

フィリピンのコンビニでは、歌いながらレジを打つ店員を見かけることができますし、レストランのウェイターが突然踊り出すことも珍しくありません。

それも、鼻歌レベルとかではなく、ガチで熱唱していたりするんです。

日本人としては「え、仕事中に何やってるの?」と疑問に思ってしまうのですが、羞恥心もなく堂々と歌い出す彼らを見ていると、なんだか楽しそうに見えてきてしまうから不思議です(笑)

また、スマホでFacebookを見ながら接客業をしている、なんていうのも日常茶飯事です。

誰かとテレビ電話しているスタッフまでいるから、本当に驚きを隠せません。

簡単に言うと、マジメに仕事していないのです。

仕事が終わったら何を食べようとか、Facebookにどの自撮りを載せようとか、そんなことばかり考えていて、仕事の優先順位が極めて低い。

ですが、この風習はフィリピン全体に蔓延しているので、お客側も誰も気にしていません。

みんな自分の好き勝手に振舞って成立しているのがフィリピン社会なのです。

混んでいても関係なくおしゃべりを続ける店員も多いです。

日本ならまず間違いなくクレームになるでしょうね。

 

■スタッフの数がやたら多い

フィリピンでは、人が余っているせいなのか、スタッフの数がやたら多いお店をよく見かけます。

スーパーのレジは日本なら通常一人でやっていると思いますが、フィリピンでは常に2〜3人。

レジ打ち係の他に、袋に入れるだけの係がいたりします。

もう一人は何をしているのかというと、何もしていなかったりします(笑)

私たち日本人にはもはや意味不明です。

人はたくさんいるのに、スピードは全然速くないところも、イラっとしてしまうポイント・・。

また、あるフィリピン在住の日本人の話によれば、家にインターネット工事をしに4人ほどのスタッフが来たとのこと。

日本なら普通は1人で十分な作業です。

そんなに大勢で来て一体何をしているのかというと、やはりほとんどは何もしていないそうです(笑)

ただ付いてきて、現場では座っているだけだったそう。

ここまで来ると、なんだか面白いとすら思ってしまいます。

なぜこんなに過剰にスタッフを使っているのかというと、すぐに休む人が出て穴が空くからではないかと思われます。

最初から、誰かは休む想定なのです。

にしても、ちょっと多すぎる気がしますが・・。

 

■いきなり辞める

日本の会社では、退職を希望する場合、最低でも30日前に申し出るのがルールですよね。

フィリピンではこのルールも全く通用しません。

たとえ契約書に書いていても、です。

自分の働いている職場よりも良さそうな条件の仕事を見つけたら、即乗り換えようと考えます。

そして、「今日で辞めたい」と何の前触れもなく言い出すのです。

当たり前ですが、雇っている側としては大変です。

いくら「30日前の申告が必要だよ」と言っても、一旦辞めたいと思ったら、もう明日から出勤したくない!となってしまうのがフィリピン人・・

「家族のためにお金がもっと必要だから」などと、もっともらしい理由をアピールしてきます。

契約だから無理だと説得しようとしてもほとんどはうまくいかず、最悪の場合口論になって、そのまま来なくなります。

 

■とにかく仕事が遅い

フィリピン人は、時間も締め切りも守るつもりがないためか、仕事が基本的にものすごく遅いです。

最もひどいのは役所で、何か手続きをしようと思ったら、かなり待たされる上に、言うことが毎回違う。

なので、何度も書類を書き直したり、出直したりしなければならないことが多いんです。

これは本当にイライラします。

おそらく、画一化されたマニュアルのようなものも無いのでしょう。

とにかく何に関しても「急ぐ」という考えがないようで、たとえば自然災害で街の橋が壊れたりしても、すぐに直そうとはしません。

どうするのかというと、そのまま直すのを諦めて放置します(笑)

同様に、何かを建設していても工事は全然進みません。

フィリピンでは不動産投資も人気でコンドミニアムを買う日本人もたくさんいますが、契約したにも関わらず建物がいつまで経っても完成しない、というケースもたまにあるんです。

日本では考えられないことですが、実際に起こっていることですので、投資家の方はくれぐれも気をつけてくださいね。

 

■給料をすぐ使ってしまう

フィリピン人には貯金という概念がないのか、もらった給料はすぐに全部使ってしまいます。

10日間もあれば、手元のお金はすっからかん。

ですので、フィリピンの会社には給料日が月2回あります。

分けて与えることで、使い切ってしまうのを防いでいるのです。

つまり、そこまでしないと、まったく後先考えることなく使い果たすのが当たり前なのです。

2回に分けていても、それすらすぐに使い切ってしまい、「前借りしたい」と言ってくる従業員も多い。

断ると、お得意の「家族が病気で・・」などの理由を持ち出してきますが、一度前借りを許してしまうと、癖になります。

毎月借りて、返せなくなっていくのです。

上述したように、突然辞めてしまうスタッフもいるので、前借りは基本的に許可しないほうが良いかと思います。

というか、前借りだろうと何だろうと、フィリピン人には基本的にお金を貸さない方が良いです。

貸しても返ってくる可能性はほぼゼロです。

貸す=あげる、という前提で考えておいた方が良いでしょう。

 

■クリスマスは家族も会社も一緒に

フィリピン人にとってクリスマスは、何よりも大事なイベント。

日本では商業的な理由で盛り上げている企業が多いですが、80%以上がカトリックである彼らにとっては、そんな軽いものではありません。

なにしろ、毎年9月頃から祝い始め、12月の本番まで4ヶ月間もクリスマスシーズンが続くのです。

そんなフィリピンでは、会社でも盛大にクリスマスパーティを行います。

日系企業には馴染みがないかもしれませんが、フィリピンで会社を経営している人は、ほぼどこもやっているはずです。

なぜなら、やらないとそれこそフィリピンでは非常識だからです。

みんなでプレゼント交換をしたり、ゲームをしたり、フィリピンの伝統料理のレチョンを食べたりして、盛り上がらないといけません。

クリスマスパーティにはお金をかけることが非常に重要視されており、ケチってしょぼいパーティをすると、従業員からものすごい批判の目で見られるようになります(笑)

そして、クリスマスパーティがしょぼいという理由で、辞める従業員もとても多いそうです。

まったく日本人には理解できない考え方ですが、フィリピンではそれが普通。

また面白いのは、会社のクリスマスパーティに自分の家族も参加させる、という文化。

日本ではなんか気まずいような気がしますが、フィリピンでは従業員の両親や兄弟を会社のパーティに招待するのは普通なのです。

自分の家族も大事にしてくれる会社が、フィリピンでは良い会社とされています。

 

<フィリピン人とは常識の枠を捨てて付き合おう!>

いかがですか?

日本人には到底理解できないような考え方が風習のあるフィリピン。

ここで彼らとともに働くとなれば、最初は非常に強いストレスを感じることになるでしょう。

事実、フィリピン人と折り合いがつかなくて退散していく日本人経営者も多いようです。

ただ、海外で仕事をするとなればフィリピンだけでなくどこへ行っても異文化に対峙する場面は出てきます。

いかに常識という枠を捨て、余裕を持ち、寛容に、仏のような心で接することができるかが勝負です(笑)

もちろん、フィリピン人には、楽観的、クリエイティブ、明るくて素直、などの良い面もたくさんあります。

日本人は真面目すぎるという世界からの評価もあるので、何が正しいかは常に広い視点で見直す必要があるのではないでしょうか。

お互いに歩み寄ってバランスを取りながらコミュニケーションをとっていくことが、フィリピンで上手に働くコツになるかと思います。


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