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クウェートのOFWに無償の帰国便


フィリピンの目覚ましい経済発展は、海外での出稼ぎ労働者(OFW=Oversea Filipino Workers)によってもたされている部分が非常に大きいです。
日本はもちろんのこと、ヨーロッパや中東にも多くのフィリピン人が出稼ぎに行っています。
しかし最近、出稼ぎのフィリピン人に対する虐待が起こっており、問題視されています。
特に、クウェートに出稼ぎに行ったフィリピン人たちが、相次いで死亡していることが明らかになっています。
2016年から音信不通になっていた29歳のフィリピン人女性は、レバノン人雇用主の自宅の冷凍庫から遺体で発見されました。
女性は首を絞められており、死後1年間も冷凍庫に放置されていた模様です。
フィリピンのドゥテルテ大統領はこのような事例を受け、「皆さんが帰国して快適に暮らせるよう、悪魔に魂を売ってでも財源を調達する」とコメントし、クウェートに出稼ぎしている労働者1万人に、無償で帰国便を出しました。
対象となったのは、ビザの期限が切れているにも関わらずクウェートに残っているフィリピン人で、すでに510人が帰国しました。
クウェートには27万6,000人におよぶフィリピン人労働者がいると言われています。
近年人気の出稼ぎ先となっていましたが、基本的な人権を侵害されていることから、ドゥテルテ大統領も深刻に事態を捉えているようです。
日本にもフィリピン人の出稼ぎ労働者が数多くいますが、性産業で強制的に労働させられたり、人身売買が問題視されている点も無視はできません。
たしかにOFWによる外貨流入はフィリピンの経済成長の柱ともなっていますが、今後このような人権侵害や殺人事件が増えれば、彼らもこれまでのように気軽に海外へ出稼ぎに行こうとは思わなくなるでしょう。
やはり自国の低賃金や貧困の問題を根本的に解決することが大事なのではないでしょうか。