クラーク特別経済区域ってなに?
フィリピンへの留学で一番不安なことは、治安だと思います。
たしかに、世界的に見て安全な国の部類ではありません。
マニラやセブなどでは十分注意して過ごさなければなりません。
そんな中、今注目されているのは「クラーク特別経済区域」です。
クラークは、ルソン島の中央にあるバンバンガ州アンへレスの市街にあります。
1991年までアメリカの空軍基地がありましたが、その後撤退し、1993年に特別経済区域に指定されました。
このクラークが今、「リトル・カリフォルニア」と呼ばれ、新たな留学先エリアとして人気となっているのです。
その理由は、治安の良さ。
特別経済区域へ出入りするためには、セキュリティゲートを通らなければなりません。
また、区域内には整備された並木道があり、他のエリアとは一線を画した雰囲気となっています。
クラークにある多くの学校は、広い敷地を持っています。
開放的な空間で、勉強だけでなくスポーツも楽しめるのは魅力的です。
マニラやセブの学校にはない環境があります。
また、アメリカの基地があった影響で今もアメリカ人が多く住んでおり、英語講師としても採用されています。
つまり、フィリピンにいながらにして、ネイティブの英語を学べるってこと!
また、クラーク周辺には大自然が満喫できる観光スポットもあります。
「ピナツボ火山」はその代表的なもので、1991年に大噴火したのち、美しいカルデラ湖ができました。
これを見るために、多くの観光客が訪れています。
カルデラ湖で泳いだりボートで探索することもできます。
安全で、自然も楽しめるとあって人気の高まっているクラークですが、特別経済区域の外へ出ると、事情がちょっと変わってくるので要注意です。
同じアンへレスの中でも、特別経済区域外では、治安が少し悪くなります。
もちろん、フィリピンのどこにいても、日本と同じ感覚で生活するのは危険なことです。
クラークは比較的治安が良いのであって、日本のように安全なわけではありません。
ちなみにクラークへのアクセスは、日本からだと、まずマニラまで行かなくてはなりません。
マニラ空港からは、語学学校のスタッフが送迎してくれるのが普通です。
自分で行く場合は、タクシーに乗るか、パサイ地区から長距離バスを利用することもできます。