フィリピンで横行しているトランプ詐欺って?
フィリピンの治安は東南アジアの中はあまり良い方ではありません。
もちろん、フィリピン人全体が悪いわけではなく、親切で人懐っこく優しい人もたくさんいます。
しかし、世界的に超安全な国である日本からすれば、かなり警戒を必要とします。
最近流行っている犯罪の手口として、「トランプ詐欺」というものがあります。
親切そうなフィリピン人が近寄ってきて仲良くなり、家でみんなで一緒にトランプをやろうと誘います。
そして、「勝ち方を教えるから、あとで来るお金持ちの知人をカモにして一儲けしよう」と持ちかけます。
最初は勝ち続けますが、最終的には大負けし、自分が大金を払う羽目に。
もし現金を持ち合わせていなくても、クレジットカードでキャッシングまでさせる、というものです。
この「トランプ詐欺」は、お金を取られるだけでなく、自分も罪に問われる可能性があるのが怖いところです。
というのも、フィリピンでは、フィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)が運営する施設、公営競馬、公営闘鶏などを除いて、宝くじ、カードゲーム、麻雀などの賭け事に直接的、間接的に関与した者は、処罰の対象となる、という法律があるためです。
こう言った犯罪者たちは、最初は日本語を教えて欲しいだとか、子供が日本に行く予定だから日本の事情を聞かせて欲しいなどと言って、日本人の良心を利用しようとします。
つい助けてあげたくなる気持ちはわかりますが、絶対に安易について行かないことです。